内容説明
竹から生まれた「かぐや姫」が、とても美しいという評判が立ち、たくさんの身分の高い人が求婚に訪れます。でも、だれひとり姫の要求に応えることができません。この物語の圧巻は何といっても“昇天”場面にあります。とくに、羽衣を着せかけられた後の姫の変身ぶりには、思わずぞっとするほどの恐怖を感じます。幻想的で美しい物語でありながら、同時に比類なき非情さをも秘めた物語といえそうです。
竹から生まれた「かぐや姫」が、とても美しいという評判が立ち、たくさんの身分の高い人が求婚に訪れます。でも、だれひとり姫の要求に応えることができません。この物語の圧巻は何といっても“昇天”場面にあります。とくに、羽衣を着せかけられた後の姫の変身ぶりには、思わずぞっとするほどの恐怖を感じます。幻想的で美しい物語でありながら、同時に比類なき非情さをも秘めた物語といえそうです。