内容説明
あした、学校にいどうどうぶつえんがきます。ポニーにのったり、ヒヨコにさわったりします。でも、はづきはどうぶつがにがてなのです。みんなにはひみつだけど…。つぎの日のあさ、はづきはきょうしつのドアをあけました。すると、ポニーやヒヨコたちがきょうしつで、あさの会をはじめたのです!小学校1・2年生に。
著者等紹介
くさのたき[クサノタキ]
草野たき。神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。『透きとおった糸をのばして』で、「講談社児童文学新人賞」「児童文芸新人賞」を受賞。『ハーフ』で「日本児童文学者協会賞」を受賞
つぼいじゅり[ツボイジュリ]
広島県生まれ。穴吹デザイン専門学校卒業。イラストを手掛けた『パンのみみくん』がTULLY’S COFFEE主催の絵本コンテスト「タリーズピクチャーブックアワード2006」で「こども賞」に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
30
動物が苦手な小1のはづきちゃんのおはなし。ある日学校に移動動物園がやって来ることになって大ピンチ!動物は好きだけどアレルギーで触れないひろのちゃんとの出逢いや聞こえないはずの動物たちの可愛いやりとりの声を聞いてしまったことがきっかけとなり…。苦手を克服するための小さな一歩を踏み出す勇気、踏み出せた時の嬉しい気持ち。子どもたちは、日々、たくさんの勇気と自信の積み重ねで成長してるんだな~。2020/06/03
ケ・セラ・セラ
15
私だったら移動動物園なんて大喜びだけど、運動が苦手な子、給食が苦手な子だっていますよね。大丈夫大丈夫と言い聞かせるよりも、ちょっとしたきっかけで不安が取り除かれることもあります。その一方で、アレルギー体質などでやりたくてもできない子もいる。誰もが一緒に違いないと思ってしまうのは危ういですね。そんな気づきにもなればいい。2020/07/17
遠い日
4
動物が苦手な小学一年生のはづき。明日学校に移動動物園がやってくると知って気が気じゃない。翌日係り活動のために早く登校したはづきは不思議な光景に出会う。移動動物園の動物たちが、教室で朝の会をしているのだ。今日ははづきたちお客さんのためにがんばろうと気持ちを述べ合っている。そして、ふれあい授業をいっしょに見学したひろのと交わしたことばで、考えをちょっと改める。動物たちへの自分の気持ちが一方的だったということ。知らない世界に入っていく感覚。子どもの成長は本当に瑞々しい。2025/03/29
らんどるる
1
読メを見て。児童書。草野たきさん、久しぶり。動物が苦手なはづきちゃん。学校に移動動物園が来た時見学にしてもらったけど、動物たちの発表やら帰りの会を見たり、アレルギーで同じく見学のひろのさんと話をしたりする中で、苦手を克服していくという話。2025/05/07
食パン
0
小12022/11/13