内容説明
韓国の古典小説『田禹治伝』をもとに、現代の韓国を代表する絵本作家イ・ヨンギョンが、その独創性を発揮して創作したユニークな絵本。
著者等紹介
イヨンギョン［イヨンギョン］
１９６６年大邱生まれ。ソウル大学で東洋画を専攻。代表作『あかてぬぐいのおくさんと７にんのなかま』（福音館書店）は、２００１年に韓国ＳＢＳオリニメディア大賞創作絵本部門で金賞を受賞し、日本のほかフランスでも出版され多くの人に親しまれている。２０００年、国際子ども図書館開館記念・韓国絵本原画展出展。２００１年宮崎県木城えほんの郷で原画展開催。数多くの子どもの本に絵を描きながら、美しくておもしろい作品を作るために努力している
おおたけきよみ［オオタケキヨミ］
１９６９年埼玉県生まれ。白百合女子大学大学院修士課程修了（児童文学専攻）。１９９９年日韓文化交流基金訪韓研究員として渡韓。２００１年韓国児童文学学会新人賞受賞。２００２年延世大学校大学院で教育学博士（近代韓日児童文化教育関係史研究）。ソウル大学講師、誠信女子大学校専任講師などを経て、現在、東京純心女子大学こども文化学科専任講師としてアジア児童文学を担当。白百合女子大学では韓国児童文学講義を担当している。日本児童文学学会会員。韓国児童文学学会研究幹事
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感想・レビュー
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KAZOO
47
この絵本の話は韓国の古典小説から採られたものだそうです。韓国であるということのあかしに道士や虎などが出てきて非常に儒教的な色彩の濃い物語となっています。童話としては結構難しい感じがしますが大人が読んで非常に面白く、また絵もその内容にぴったりの感じがしました。2013/09/30
マツユキ
11
道士チョンウチが泣き声を聞きつけて、行ってみると、父親を亡くし、目の悪い母と二人っきりになった息子が、お腹を空かして、泣いていた。チョンウチは、息子に不思議な掛け軸を与えるが…。息子が大人なので、あれ?と思いましたが…。欲張ったら、全部台無しというもっともなお話ですが、避けるのは、難しい。動きがあって、ユーモラスで、説教臭さがないのが、良かったです。2021/12/21
いっちゃん
10
私なら働かずして、毎日少しもらえるなら耐えられる気がするけど、実際は無理なんやろうな。2016/07/08
こどもふみちゃん
9
日本に入ってきて図書館に置いてある韓国や中国の絵本っていい本が沢山ある✿（*^_^*）✿ この本も、すっごくいい(^<^) 3・4・5・6・7・8・9歳向け。 2013/06/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
韓国の古典小説を基にしたおはなし。貧しさを見かねて、不思議なかけじくをくれた道士。ささやかだけで幸せな暮らしがやってくる。が、人間やはり欲が出てしまい…2018/11/02
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