内容説明
愛するエジプトよ…私はそなたを守りぬく。全米で大ベストセラー感動の歴史ロマン、全五巻。エジプト最後の女王クレオパトラ波乱と感動の生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
138
面白い。でも読む人を選ぶのかも。たくさん勉強しすぎたか少し硬い感じがする。アレキサンドリアの描写は面白いし、仲間を集めて政敵に立ち向かう姿は頼もしくもあり応援したくなる。女王の王としての自覚と女としての心のせめぎ合いの描写も面白い。シーザーの寝所に忍び込む絨毯の場面はこの1巻に出てきた。続きが楽しみ…2016/11/28
ブー
4
クレオパトラ7世の一代記!全五巻の1巻。3歳から兄弟の確執とカエサルとの出会い。カエサリオンの誕生とローマへの旅立ち迄。なかなか、ボリュームのある内容でした。また、一般的教養で結構有名エピソードも多かったので、歴史好き、もしくはエジプト考古学好きには、良い本だと思います。ただ、政治的な話もあり、読み物上級者向け作品って気がします。次巻からいよいよローマ編!2014/08/03
TheWho
3
様々な小説、戯曲、映画等では、歴史の渦の中で傑出した女王としてのクレオパトラが語られているのとは違い、普通の女性として自らの言葉で物語っています。それが、激動の歴史の中で悲哀を感じさせるのかも知れません。本巻はクレオパトラの誕生からアレクサンドリア戦役後のカエサルとの愛情を語っています。そして激動の歴史を普通の女性の目から観た語り口は、多少冗長と感じますが、感慨深くかつ面白い作品に仕上がっています。2013/09/23
颯奏
3
訳も良くなめらかにするするとクレオパトラの世界へ入っていけるのが良い。誕生から少女へ女性へと成長を追いかけていくので感情移入もしやすく当時のエジプト人の生活や王室の状態などの説明が興味深い。読み始めてすぐにこれは当たりだなと思ってハッピーな気持ちになれた本。2012/10/20
りんりん
3
中学の時に読んだ本。シリーズ物は別にして、今まで読んだ中で最も長編がこれですね。エジプトにはもともと興味があったのですが、この本のおかげでエジプトだけではなく世界に目が向いたきっかけになりました。当時の文化や風習も様々な事がわかり大変面白かったですね。でも中学生やったから買い揃えるのがめっちゃ辛かった。