内容説明
世界中から美女美男を吸い寄せ、彼らの人生をメチャメチャにしてしまう華麗な魔界、ハリウッド。そこに君臨するスーパー・スターは、スーパー下衆男だった。過去を捨て、名前を変えて、ハリウッドに出るジョセフィンを待っていたものは?孤独な中でついに出会ったひと組の男女の運命を、天上の星たちは“吉”と定めるか“凶”と書くか?殺人は事故になるか?宿命の男女を乗せて、豪華客船がいま出帆する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Pil
9
真っ直ぐで単純そして孤独な超売れっ子コメディアンと、女優として芽が出ず何とか這い上がろうとする女。ふたりがショービジネス界に巻き起こす奇跡の物語。からの予想もしなかったラストへ。物語の奥行きはしれてるのに先の展開が気になってどんどん引き込まれる。30年前のベストセラー作品、色褪せませんね。2021/06/01
Tetchy
4
しかし、シェルダン作品を読んで一番鮮烈に覚えているのは「この売女が!」というセリフだなぁ。あれは思春期の男の子には強烈でしたよ。2008/11/06
青パパイヤ
2
一瞬のチャンスをモノにしどん底から這い上がった主人公だけど、生き馬の目を抜くショウビズ界では華やかな時は短くて…という話。シェルダン氏って黒髪の美女がお好みなのね~。これまで読んだ作品のほとんどに出てくるわ。幼い日の恋は実らなかったけど相手もある意味異常者だしねぇ?でもあんなバレバレの●し方ってあるかしら?2021/03/28
asanosatonoko
2
私は別人、の私とは誰のことだったのか?一人明確に該当する人物がいる。その人は確かに別人になれた、そして元の自分に戻ろうとして失敗した。物語の中では破滅が因果応報という形で訪れたが、それがなくても、どこかでしっぱいしていただろう。表紙の不気味な絵も最後まで読み切ると何を描いたものかわかる。2014/06/28
meguming
1
まあまあ2023/05/14