目次
後回しにされた心の教育
医療に不可欠なもの
全人と全人的
生きる目標と活かせること
内面性
喪失
スピリチュアルな事柄
スピリチュアルな痛み
スピリチュアルケア
スピリチュアル・ケアワーカー〔ほか〕
著者等紹介
キッペス,ウァルデマール[キッペス,ウァルデマール][Kippes,Waldemar]
NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日、鹿児島県にて司牧活動に従事。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラルケア教育研修センター所長、2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyagawa Yuki
1
献本でもらった本。急速な工業化や、若者にとって将来への希望や人生の意味を身につけさせてくれない現在の教育、それに加え東日本大震災という自然災害。日本は「自殺大国」とまで言われ、心のケアを必要とする人は今後ますます増えると思う。まずはその人に寄り添うこと。話を聞くということ。問題を100%解決する必要はない。そばにいるということだけで相手の大きな救いとなることもある。本書は宗教的な考えもあってすんなり理解できる感じではなかった。それが日本でスピリチュアルケアが広く浸透していない理由の一つとも言えるかも。 2012/07/09