内容説明
奇蹟的に一命をとりとめ、まさに死復活をとげた著者が、血涙をしぼって刻みこんだ若き日の苦闘の記録!意識の深みに沈澱している体験的記憶を、仲間に助けられた絶えざる自己努力を通じて蘇らせ、文字表現に結晶させた稀有の感動の書。
目次
1 今のぼくは二十七歳
2 蝸牛の歩み―創成期前後の記憶(蝸牛の呟き;私の飛躍)
3 生い立ちと高校時代の体験(自分の「体験」を語るということ;一九三六年―貧農の家に生まれて ほか)
4 短大入学と学生運動への参加前後のこと(「体験」を語ることは難しい;体験的イメージ記憶を求めて ほか)
5 黒田寛一との出会い(私の出発点;私の「一九五八年」 ほか)
著者等紹介
吉川文夫[ヨシカワフミオ]
1936年12月生まれ。熊本商科大学商学部卒業。元日本革命的共産主義者同盟(革マル派)九州地方委員会議長
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