出版社内容情報
ドイツⅣ号戦車は第二次大戦のすべての時期にわたって用いられ、成功を収めた戦闘車両である。特に主砲を長砲身に換装した後期型は、ティガ-、パンター戦車が戦線に投入された後も、ドイツ敗戦の日まで、実質的に主力の座を担い、地上軍を支え続けた。第二次大戦ドイツ戦車研究の泰斗、ヒラリー・ドイルとトム・イェンツが書き下ろした最新のⅣ号戦車研究所が日本版で登場。
内容説明
4号戦車は第二次世界大戦で数多く運用され、成功したドイツ戦車のひとつであり、パンターやティーガー戦車が導入されたにもかかわらず、戦争終結までドイツ戦車部隊の屋台骨を支え続けた。短砲身7.5cmKw.K.L/24砲を装備した型は、1942年まで主として歩兵支援任務に使用された。しかし長砲身の7.5cm砲にグレードアップしたことで、4号戦車は戦車師団の主力戦車となったのである。本書は長砲身7.5cmKw.K.40 L/43砲およびL/48砲を装備した4号戦車の中~後期型に焦点を当て、G型から最終生産型まで、ドイツ戦車研究の泰斗がオリジナル資料に基づく最新の研究成果を詳細に解説したものである。
目次
設計および開発
生産中の改良
運用特性
作戦史
派生型
著者等紹介
ドイル,ヒラリー・ルイス[ドイル,ヒラリールイス][Doyle,Hilary Louis]
1943年生まれ。ドイツ軍装甲車両のエキスパートであり、トム・イェンツとの共著『Encyclopedia Of German Tanks Of World War Two』(邦題『ジャーマンタンクス』・小社刊)を含む、装甲戦闘車両に関する数多くの著書を執筆。現在妻と3人の子供とともにダブリン在住
イェンツ,トム[イェンツ,トム][Jentz,Tom]
世界の主導的装甲戦闘車両研究者のひとりで、『Encyclopedia Of German Tanks Of World War Two』の編纂で最も良く知られている。現在ドイツ人の妻とふたりの子供とともにメリーランド在住
ブライアン,トニー[ブライアン,トニー][Bryan,Tony]
技術者として多年にわたり軍事研究と開発に携わってきたフリーランスのイラストレーター。軍事関連のハードウェア~装甲車両、小火器、航空機、艦船にも興味を持つ。『ニューヴァンガード』シリーズの多くを含む、分冊、雑誌、書籍などに多数のイラストを発表している
山野治夫[ヤマノハルオ]
1964年東京生まれ。子供の頃からミリタリーミニチュアシリーズとともに人生を歩み、心も体もすっかり戦車ファンとなる。編集プロダクションに勤め、PR誌編集のかたわら、原稿執筆活動にいそしむ。外国の戦車博物館に出向き、資料収集にも熱心に取り組んでいる
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