内容説明
本書では、主要な人工臓器、17人工臓器を200点あまりの写真とともに、取り上げています。「人工臓器で何ができるのか」「人工臓器は体の一部になれるのか」などの疑問をはじめ、「最先端医療の現場をのぞいてみたい」「人工臓器ができるまでを知りたい」「再生医療の何がすごいの」といった興味に対しても、十分にこたえられるものと思います。
目次
序章 はじめて知る人工臓器
第1章 暮らしの中の人工臓器
第2章 休むことなく体中に血液をめぐらせる―ハイテクメカと機能性材料が可能にする循環系人工臓器の世界
第3章 体内の化学反応の調整と体液の浄化―生体機能の解明が生み出した代謝系人工臓器の世界
第4章 音や光を守りたい感覚情報の脳への橋渡し―五感を取り込み電気信号に変える感覚器系人工臓器の世界
第5章 からだを形づくる、ささえる、まもる―材料の特性に依存した構造系人工臓器の世界
第6章 臓器置換から臓器再生へ―人工臓器とともに発展する再生医療の世界
終章 人工臓器の未来図を描く―大学・企業開発の現場から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
29
人工心臓、人工臓器などの人工臓器が紹介されている本です。中でも人工心臓の話は興味深かったです。僕も研究で携わったことがありますが、60年前に開発された人工心臓は長きに渡って研究が進められ、いまや人に適用できる水準まできています。重要な臓器の一つである心臓を人間が作り出したなんてすごいですね笑 研究を通して世の中に貢献できるなんてとても嬉しいことだと思います。科学の力って凄い!自分もいつか研究を通して誰かを幸せにできる人になりたいな(*^^*)2016/04/12
星空の挑戦者
3
再生医療と共に進歩する人工臓器の解剖学。2014/05/09