オオカミ―その行動・生態・神話

ツィーメン，エリック【著】〈Ｚｉｍｅｎ，Ｅｒｉｋ〉/今泉 みね子【訳】

白水社（1995/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 493,／高さ 20cm
• 商品コード 9784560040454
• NDC分類 489.56
• Cコード C0045

出版社内容情報

　世界随一の研究家による待望の本格書。フィールドワークや様々な事件にまつわるエピソードを紹介しながら、性行動や子育て、順位をめぐるダイナミズムなどを生き生きと描くことによって、邪悪な動物という偏見を打ち破る。遠吠えの考察等も感動的である。ここにはまさにオオカミの全てがある。

内容説明

本書は世界的な権威による待望の本格書である。ドイツ、イタリア、北アメリカでの観察調査に基づいて、性行動や子育て、順位をめぐるダイナミズム等がいきいきと描き出されている。

目次

序章　オオカミ―最上級の動物
第１章　最初はアンファだった
第２章　行動の発達
第３章　オオカミの「ことば」
第４章　順位
第５章　順位の発展
第６章　性、交尾、子育て
第７章　順位の機能
第８章　群れの結びつき、まとまり、統率
第９章　社会的戦略の適応的価値
第１０章　オオカミの生態に寄せて
第１１章　アブルッツィのオオカミ
第１２章　オオカミ―崇拝され、誤解され、誹謗され

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[獣狼ＺＡＫＩ]

※新装版(2007年9月)が現在、発売しておりますがこちらは古い方の書籍です。 オオカミに関しての知識、社会的な行動や生態が書かれており非常に興味深い一冊。 著者の愛情がヒシヒシと伝わってくる。 オオカミは悪者扱いされているが実際に彼らの生態を見届けると考えがきっと変わると思う。

2010/02/20