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内容説明
この本にはスウェーデンに古くから伝わる12の昔話がおさめられている。「くぎスープ」「仕事を取りかえたおやじさんとおかみさん」のようなおなじみの話もあれば「ティッテリチューレ」「小便小僧のピンケル」「ルーディ」のような日常をはなれたふしぎな話もある。アンナ・クララ・ティードホルムは『トゥーレのたねまき』などの作品で知られる絵本作家でこの本の中のお話ひとつひとつにぴったりの挿絵を描いている。子どもも大人も楽しめる本。
著者等紹介
ティードホルム,アンナ・クララ[ティードホルム,アンナクララ][Tidholm,Anna‐Clara]
1946年にスウェーデンのストックホルム市に生まれる。イラストレーター・作家。現在、ヘルシングランド州アールブロにある森の近くで暮らしている
うらたあつこ[ウラタアツコ]
スウェーデンの本の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
37
この表紙から、どんな昔話を想像されますか?私は、「北欧だし!きっと神秘的!」って思って読み始めました。そしたらね、表現がかなりストレートで!絵もコワくて!だんだんホラー!?怪談!?・・・とか思って、想像力をストップ。ただお話を追うだけにして、無事終了です。子どもに読んであげたら、夜眠れなくなると思います。大人の方で、「ちょっと刺激がほしいな!怖い話OK!」っていう方にオススメします。ただ、昔の道具や生活習慣を垣間見れたのが、よかったです。朝に読んだのも、よかったです。2014/08/07
p.ntsk
33
スウェーデンの森の暗さや深さが生み出したお話の数々。昔話や民話はその国や土地の自然や風土があらわれるもののようです。また唐突に感じる話の展開や不条理さ残酷さはこういった類のお話にはつきものかもしれません。2014/08/30
mntmt
25
おもしろかった。トロルがよく登場するね。「仕事を取りかえたおやじさんとおかみさん」が可笑しくて、笑っちゃいました。「太陽と月の娘」も良かった。2016/06/30
sui
14
北欧の昔話に、心惹かれる。スケールの大きさと、出てくるトロルや魔女、深い森にいるような雰囲気。お馴染みの「くぎスープ」など有名なものから、初めて知る物語も幾つかあった。昔話って面白い。驚くような出来事が淡々と描かれ、めまぐるしく展開していく。こちらが振り回されている感じがいい。読み終えると、笑えたり、ゾッとしたり、それでいいのか?と言いたくなったり。巻末には昔の道具や生活習慣の説明がイラストと共に大きな字で分かり易く載せてある。読む人がそれを理解し、少しでも深く楽しめるようにとの作者の優しさが伝わる。2016/05/29
花林糖
10
(図書館本)短篇12話。想像外の展開や残酷さのあるお話もあり楽しく読みました。お気に入りは「トロルの心臓」「ルーディ」「トロルと雄山羊」。2015/08/04
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