日本のIT産業が中国に盗まれている

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898314791
  • NDC分類 304
  • Cコード C0033

出版社内容情報

2018・12・1--ファーウェイ創業者の娘・孟晩舟がカナダで逮捕---それを聞いた著者・深田は「やっと、この日が来た!」と、思わず体が震えたという。
というのも、彼女は8年前にファーウェイから、散々な目に遭遇していたからだ。その体験手記「ファーウェイとの八年戦争」を「ウイル」(2019年2月号)に発表。
本書は、さらにファーウェイをはじめとする中国企業の世界に張りめぐらされたスパイ網を暴き、ITへの無知が国を滅ぼす現状に警告をならすノンフィクション大作。
---中国のやっているのは技術移転ではない。中国は技術泥棒国家だ!日本にはスパイ防止法がない、いまや中国の技術盗掘の草刈り場だ。トランプの対中貿易戦争開始でハイテク技術を米国から盗めなくなった中国。これからの標的は日本だ。
私がこの目で見たこと、調査した結果を語ると、決まって「そんな話、聞いたことがない」と驚かれることに逆に驚かされてきた。IT、半導体産業に従事する人々は何も気が付いていないか、自社企業に浸透した台湾・中国からの報復を恐れて誰も何も語ろうとしない。中国は、インテルの社長ですら辞任へと追い込む政治力を持っている。

自分のような未熟な若手がおこがましいと思いつつ、自分が語らなければ、業界人が人生を懸けて彼らを告発することはないだろう---著者の言葉。

プロローグ??日本人にとって本当の戦いが始まった

第一章 ITへの無知が国を亡ぼす
私たちはすでに戦場にいる
ファーウェイのスマホを使ってはいけない
中国に支配されたシリコンバレー
プラットフォーム企業にのしかかる膨大なコスト
上場企業の外国人支配
ネット空間の言論統制
中国型インターネットと米国型インターネット
移民受け入れより日本の低消費電力型スパコン技術の開発を急げ
ペジー・バッシング??朝日による偏向報道は日本の技術潰し
ノーモア技術泥棒

第二章 半導体業界を支配する闇社会
台湾半導体シンジケート「青幇」
日本の最先端技術をめぐる中・台・北の暗躍
日本政府の怠慢
北朝鮮サイバー軍の攻撃はもう始まっている
人工知能で自動化するサイバー戦争

第三章 スパイ合法国家の末路
心理戦でスパイ化される日本人
裁判所にまで工作員が?
蓮舫氏が国会議員であってはならない理由

第四章 日本を脅かす悪のトライアングル??中国・北朝鮮・台湾
中国が支配する仮想通貨
ビットコインは北朝鮮の資金源
北ミサイル製造機械は台湾製
すべては台湾から!
ドゥテルテもキレた! 北朝鮮製ドラッグ
国際条約で規制できない台湾
経産省と警察の連携を
金正恩よ、ミサイルを撃て!
「親日・反日」では見誤る

おわりに??人権のパラドックス

深田 萌絵[フカダモエ]
著・文・その他

内容説明

日本人にとって本当の戦いが始まった!日本政府がついにファーウェイ製など中国の通信機器を排除する方針を固めた。しかし、スパイ企業はすでに日本社会に広く、深く、潜り込んでいる。戦いは始まったばかりだ。

目次

プロローグ 日本人にとって本当の戦いが始まった
第1章 ITへの無知が国を亡ぼす
第2章 半導体業界を支配する闇社会
第3章 スパイ合法国家の末路
第4章 日本を脅かす悪のトライアングル―中国・北朝鮮・台湾
おわりに―人権のパラドックス

著者等紹介

深田萌絵[フカダモエ]
ITビジネスアナリスト。Revatron株式会社代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代にファンドで財務分析のインターン、リサーチハウスの株式アナリスト、外資投資銀行勤務の後にリーマンショックで倒産危機に見舞われた企業の民事再生業務に携わった。現在はコンピュータ設計、チップ・ソリューション、AI高速処理設計を国内の大手企業に提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タックン

51
日本の半導体産業を始めとしたIT産業が中国に盗まれて危機的な状況に陥ってるってわかってるけど、実感できないって人はこの本を読めばわかると思います。シャープの台湾企業による買収や東芝の半導体事業の売却の手口も書いてます。 中国のファーウェイは使うの絶対やめましょうね。2023/05/02

あつひめ

43
点訳一校正完了。普段はこの手の本は読まない。テレビでは何となく耳にすることもあるが、一方の意見ばかりの本を読むのは何を信じていいかわからなくなるからだ。今回は預かった校正だから一字一句しっかり読んで、そして不安が増し、この内容が真実ならとても恐ろしくてのほほんと生きていてよいのか?と苦しくなった。どこまで本当?日本は大丈夫なの?これからどうなるの?と校正が終わっても気持ちがうつうつとして晴れない。活字の恐ろしさを実感している。賛否両論の意見があると思うけど、私はただただ不安に襲われている。2020/07/01

007 kazu

35
米中貿易摩擦にファーウェイ問題が起きている今、自ら技術の最先端企業に身を置き、訴えてきた「スパイ」の危機にやっと耳目が集めることができ、著者からすると時宜を得た出版というところか。主観と客観がまぜこぜになっている点は留意する必要があり、内容を盲目的に信じることは陰謀論に与するかもしれず、手放しに評価していいか悩ましいが、私を含めた平和ボケ国民にパンチを与える意義はある。重要な示唆は複数ある。「相手はこちらのルールや土俵で戦ってくれることはない」ということ。(続く) 2019/02/12

James Hayashi

28
YouTubeでたまに拝見しているが、著者の様なアナリストが日本政府には必要では。ほぼ全ての情報が中国に盗まれ続けその対応が全くできていない日本。平田大臣もITに詳しい様だが、スパイや中国の思惑に通じているとは思われない。東芝メモリ、タカタ、シャープなど高度技術を持つ企業 親日国と言われる台湾も(国連加盟されておらず)水面下では中国、北朝鮮に通じているので注意が必要。幸福でないが不幸でもない日本人。現状に甘んじ、茹でガエルになる未来が見える。 2021/01/16

hk

26
『国家承認されていない台湾は国際条約で取り締まれない。だから中国や北朝鮮は台湾を経由して不心得を働いている』 この論法が本書における最大の収穫だ。一般的には「中国は一帯一路とAIIBからの資金援助を撒き餌にして、小国に台湾の国家承認をを取り消させている。その狙いは国際政治・国際経済で台湾を孤立化させ、反中現政権を転覆させるためだ」と解説される。だがこの新たな知見を鑑みれば「中国は台湾を企業犯罪やサイバー攻撃の橋頭堡として利用したい。だから国家承認を出来る限り与えたくないのだ」といった風情でも解釈できる。2019/10/05

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