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戦艦大和 最後の乗組員の遺言

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898310861
  • NDC分類 916
  • Cコード C0034

内容説明

お前は生きろ―!上官は決して犬死を強要しなかった。少年兵が見た涙でにじむ戦艦大和の最後。

目次

音楽好きの軍国少年
海軍志願兵
大和乗艦
永訣の朝
女神微笑まず
撃沈、四時間の漂流
重油の海からの生還
本土決戦隊へ
ヒロマシの閃光
呉警備隊で聞いた玉音放送
再生のきっかけ
大和探し
真相を求めて
語り部として

著者等紹介

八杉康夫[ヤスギヤスオ]
1927年、広島県福山市生まれ。43年15歳で海軍志願。45年、戦艦大和の乗組員になり、4月、沖縄特攻で撃沈されるも生還。敗戦まで本土決戦用の陸戦隊員として訓練中、原爆投下で救援活動に行き、被爆者となる。55年から戦艦大和探索の資料集めに奔走。80年、第一次大和捜索、85年、第四次捜索で海底の大和に再会。NHKと全貌を映像化。語り部として講演を続ける。調律事務所、弦楽器工房経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

usanosuke

8
著者の八杉氏は戦艦大和の測距儀を担当された方で、沖縄特攻で大和の最期を体験された生き残りの一人である。戦艦大和については、これまでに多数の書籍が出回っているが、本書は当時17歳の著者が体験した内容で構成され、戦後は大和の沈没箇所の特定や「戦艦大和の語り部」として講演活動に尽力されていることも収められている。戦艦大和が時代遅れの巨艦であったことは明確であるが、沖縄特攻で「自分だけが生き残った」という罪悪感が強く残ったという著者の言葉が印象深い。また、本書では吉田満氏の「戦艦大和の最期」の誤りに(続く)⇒2015/10/04

こまったまこ

7
17歳で戦艦大和の乗組員となり沖縄特攻に参加された著者の終戦前後の様子はかなり興味深く読んだ。それ以上に吉田満氏の著作の過ちを指摘し糾弾していることに驚いた。戦記ものに記憶違いの誤りは付き物だが吉田氏のは他者を貶めるものでありそれが広く世間に浸透してしまい訂正もしないまま亡くなってしまったことに罪があると思う。先に書いたものの勝ちである。また現在の日本人が余りにも戦争について無知であることを嘆いており、学校の日本史の授業で古代を長々やるよりも最初に戦争について正しく教えるべきという主張には大いに同感する。2015/07/23

yamatoshiuruhashi

6
戦艦大和に乗り組んだ少年兵が唯一参加した実戦、「戦艦大和の水上特攻」の真実と、彼らのひたむきな日々を語る。真実のみが持つ重みが例えようもなく重くそして胸を打つ。 名著と言われた吉田満・「戦艦大和ノ最期」について吉田自らが「私はどこにもノンフィクションとは書いていません」と本書の著者に言ったという。 吉田がノンフィクションのふりをして書いた死者たちを貶めるフィクションをはじめ、誤りを正す貴重な一書だ。2012/05/22

おっくー

5
読書メーターの友達にオススメされた本。臨場感が伝わり、今現代の人間としてただ尊敬し今の平和を与えられるのではなくつくる努力をするべきだと思った。 軍艦好きな私は世界一の戦艦とか華やかなイメージが強くなりがちですが現実に起こったことも理解しておかないといけない。 実際、海軍で軍艦に乗っていた方とお話してみたいと感じた。2014/11/06

梅屋敷

4
9年前、偶然即席のサイン会に立ち寄り、本を購入後著者と握手しました。そのきりっとした佇まいに感服した記憶がよみがえり、再読しました。やはり、大和の最後が壮絶で、主砲が一発も…無念です。2014/09/27

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