空ばかり見ていた

個数:

空ばかり見ていた

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 23時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898155028
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0074

出版社内容情報

「オレは見とどけたいんだよ、善を為そうとして結局は悪に組み込まれてゆく人間を……」

内戦下、追い詰められた反政府軍の若者たち。
恋愛は、集団は、どこへ向かうのか。
あらゆる不確かさのなかで、戦争は、何を顕在化させてしまうのか。

岩松了、最新戯曲。

〇あらすじ〇
舞台は反政府軍のアジト。反政府軍の兵士・多岐川秋生は、尊敬するリーダー吉田満の妹・リンと恋愛関係にある。
ある日リンが暴漢に襲われ、指令部のある町に派遣されていた秋生は身を案じ慌ただしく帰還する。
傷を負いながらも、リンは愛する恋人や仲間たちが自分を見守ってくれることに幸福を感じ、回復へと向かう。
命の保証のない日々のなか、結婚に踏み切れない秋生と、
その考えを察して共に闘いたいと願うリン、そんな彼女に戸惑う満。
やがて、秋生が絶対的な信頼をおいていた満に対して不信を覚えざるをえないような出来事が起こる。
満への感情と連動するようにリンを否定する気持ちがわき上がり、戸惑う秋生。
同じころ、政府軍のスパイが組織に入り込んでいたことがわかり、事態はさらに複雑さを増していく─―。

内容説明

内戦下、追い詰められた反政府軍の若者たち。恋愛は、集団は、どこへ向かうのか。あらゆる不確かさのなかで、戦争は、何を顕在化させるのか。

著者等紹介

岩松了[イワマツリョウ]
劇作家、演出家、俳優。1952年長崎県生まれ。東京外国語大学ロシア語学科中退。東京乾電池に在団中の1986年、作・演出を手がけた『お茶と説教』が評判となる。1989年、『蒲団と達磨』にて岸田國士戯曲賞受賞。以後、岩松了プロデュース、タ・マニネ、M&O playsなどで作品を発表。1993年『こわれゆく男』『鳩を飼う姉妹』で紀伊國屋演劇賞個人賞、1998年『テレビ・デイズ』で読売文学賞、2017年『薄い桃色のかたまり』で鶴屋南北戯曲賞を受賞。舞台・映画・テレビドラマなど、多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

法水

8
シアターコクーンで舞台を観てから読了。内戦下の反政府軍の若者たちの話なのだけど、岩松作品は咀嚼力が必要で、一読しただけでは十分に理解したとは言い難い。本作では死んだはずの人間も普通に登場したり、主人公の秋生や恋人リンにしたところで生きているのか死んでいるのか実に曖昧。戦争という非常時においては人間、ひいては世界の存在すら危ういものになるということか…。とりあえずもう一回読もう。笑2019/03/29

ハリネズミ

1
観劇前に一度読み、観劇、観劇後に再読。 トータル三度目の完走をして、ようやくほんの一部だけ、自分なりの解釈が出来たところはあるけれども、それを今ここで発表出来るほどの確信はないし、やっぱりまだ煙に巻かれているようなところもある。きっともう一回読んだら、また新たな発見、解釈が生まれるのかな。 でも、役者さんのお芝居によって浮かび上がってきた部分はとても多いので、戯曲は読むと観るがワンセットなのだと改めて実感。2019/04/10

20ccmsv6

1
舞台を見に行けなかったので、本を読んでみたのですが、やはり岩松さんの作品は理解するのが難しかった。ただ、空ばかり見ていた、という言葉から受ける上を向いて歩こう的な前向きな意味とは違って、内戦下にあってはその行為は危険を察知するためのものであり、作品全体からそんな切なさが伝わってきた。2019/03/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13610118
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。