内容説明
奇想天外、ユニークすぎる形を特殊撮影法で克明に再現!
世にもフシギなかたちの昆虫「ツノゼミ」を138種類掲載した、日本ではじめてのツノゼミの本です。ツノゼミとはいってもセミではなく、カメムシ目に属する昆虫です。体長2ミリ~25ミリほどの小さな虫ながら、ツノのかたちをさまざまに進化させていて、まるで空想の世界のような姿をしています。本書では深度合成写真撮影法で撮影しているため、すべての部分にピントがあった写真を掲載。面白い姿をすみずみまで楽しめる一冊です。
●ハチ、カビ、死んだふり……ものまねが大得意
●ツノゼミはセミじゃない
●バランスが悪すぎて強風では動けない
●敵につかまるとツノを取って逃げることも
●日本にもいる! ツノゼミの見つけ方
目次
New World(北米・中南米)(ツノゼミの世界へ;重厚な体;多様性のるつぼ ほか)
Old World(アジア・アフリカ・オーストラリア)(熱帯の陽射しにきらめいて;マーブル模様の迷彩服;とんがった奴ら ほか)
Japan(日本)(そんじょそこらにもいる昆虫―ツノゼミの見つけ方)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pino
89
紫綺さんの感想を読んで。ツノゼミ。こんなにユニークな虫だったなんて、驚きです。小さな体で生き延びるための精一杯の扮装。可愛いなぁ。ツノゼミの解説文も著者の「愛?萌え?」が感じられて、益々、ツノゼミに興味を持ちました。構成も良かったです。見開きに特徴の似通ったツノゼミの写真がドド~ン。ページの左下に実際の大きさが掲載されています。ツノゼミの面白い名前に、あれっ?でしたが、これは、ツノゼミに親しみを持ってもらうために付けた愛称だそうです。バカリズムさんを連想しました。卵を慈しむツノゼミのいじらしさ。きゅん。2012/07/12
鱒子
65
図書館本。なんだこのツノ。本当にありえない形のオンパレードです。甘露を出し蟻と共存するこの虫は、カメムシ目ツノゼミ科。蛹から成虫になった後、ムクムクとツノが膨らみ完成するそうです。小さなツノゼミを詳細に撮影すべく著者自身が行う 深度合成写真撮影法 は、とても根気のいる作業らしく、素晴らしい写真でした。2018/07/15
紫綺
55
ツノゼミって、実は宇宙からやって来た生き物なんじゃないかと思う。その姿のユニークさは、ダントツで変わってる。名前もツノゼミというのにセミではない。カメムシ目の中のツノゼミ科に属する昆虫。その愛らしい姿に、癒されるのは私だけだろうか?2011/12/18
kinkin
44
なんとも言い難い虫がいるものだ。名前は聞いたことがあってもどんな虫なのかは知らなかったのでこの本に衝撃を受けた、実物を見てみたいものだ。宮崎アニメに出てくる不思議な生き物のモデルのひとつでもあるのかもしれない。2014/10/07
はちてん
38
凄いな、面白いな、謎だな。昆虫を無闇に嫌ったり恐怖したりするけれど、異形でも美しいと思う。(勝手に異形に括るのも失礼だけど)。もっと大きいと思いこんでいたが小さいのだね。2012/07/31
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