出版社内容情報
インディペンデント音楽レーベル・カクバリズム代表、角張渉。
汗と涙、そして音楽にあふれた15年間を語り下ろした初の著書がついに発売!
YOUR SONG IS GOOD、SAKEROCK、キセル、二階堂和美、イルリメ、MU-STARS、cero、(((さらうんど)))、
片想い、VIDEOTAPEMUSIC、スカート、思い出野郎Aチーム、在日ファンク、mei ehara……
個性豊かなアーティストたちが所属し、“カクバリズムっぽさ”は形容詞としても用いられるほど、
音楽シーンで圧倒的な存在感を示すインディペンデントレーベル、カクバリズム。
大好きなバンドの音楽を世に送り出したい。
22歳の青年が、レーベルを立ち上げたのは2002年のことだった。
たった一人ではじめたレーベル運営が、いつしか自分の「仕事」となっていく――
決して平坦でない、凸凹レーベル道を突き進んできた角張渉が語る、音楽を生み出すことの喜び、続けていくことの苦しさ。
「厳しい」時代が続いていると言われる日本の音楽業界において、
カクバリズムが唯一無二のレーベルと評される理由はどこにあるのか。
この時代、まっとう過ぎる仕事論がここにある。音楽を愛するすべての人に。
角張 渉[カクバリ ワタル]
著・文・その他
木村 俊介[キムラ シュンスケ]
著・文・その他
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
28
衣食住音 no life no musicもよいけど、よい言葉。アーティストたちも日々、がんばってるんだけど、縁の下の力持ちとして、汗水を光らせて、スタッフさんたちも生きがいを感じながら働いてる。よく、考えてみると、他のレーベルと比べて、フィジカルもライヴもカクバリズムばかり。もっと、ファンになろうと思いました。 2018/09/08
あーびん
21
いつも緑のダウンジャケットのイメージの角張社長っぽい装丁!私がceroにはまった2015年当時の、星野源の移籍~SAKEROCKの解散などの出来事は記憶に新しい。若くして立ち上げたインディペンデントレーベルならではの苦労は半端ないけれど、盟友YOURSONGISGOODとともに柔軟に歩んできた15年間はしっかりとした軸となり、カクバリズムはさらに成長し続けている。アーティストとライブをすごく大事にしているイメージで応援しています。あと奥様のこともちょっと聞きたかったかも。2018/07/15
れっつ
20
音楽レーベル「カクバリズム」を作った角張渉氏の、学生時代から今に至るインタビュー本。自分の好きな音楽を演るバンドを、広く気に入ってもらいたい一心で、自分に出来ることを常に模索しつつ実践してきた氏。アーティストたちの思いを汲みながら個々の可能性を見出し、活躍の場を広げ、沢山の挑戦、様々な結果、その時の状況や思いを次への糧とし、氏はカクバリズムを率いてきた。多角的に物事を捉え先を見通す力と、多方面への思慮配慮、素直な感性をフルに駆使して、好き、を大切にしながら常に柔軟に対応できるトップの存在はやはり頼もしい。2018/11/11
阿部義彦
20
タワレコに行くとまず最初に国内インディーズの新譜のコーナーに行き気になるものを視聴するのが習慣です。そんな私が今一番面白いと思って応援しているのが「カクバリズム」です。奇しくも角張渉さんは私の地元仙台の出身でもあります。何より音楽が洒落ていてかっこいいのです。cero、キセル、スカート、その他どんどん買ってます。自分が聴いてカッコイイものだけをを出す「オールジャンルを聴く人の為のレーベル」を目指してるそうです。その長い道のりを気取らないで話してくれています。音楽を愛する人は是非読んでください。CD買ってね2018/07/16
はるか
3
音楽をやる上での苦悩や仕事にすることのたいへんさ、音楽をだいすきなことが伝わって来ました。 結構読み応えはありますが、文がすっと入ってくるので読みやすかった。星野源のファンの人も楽しめるはず!私も読んでよかったなあと思いました。2018/07/12