内容説明
可憐で怖い、現代の神話。打ち捨てられた銅山の廃虚と沼。あたまいっぱいの鹿はそこに居た―。孤高の画家赤木仁が描く幻想の絵巻物、その先の世界。
著者等紹介
赤木仁[アカキジン]
1957年石川県小松市尾小屋町に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roy
23
★★★★+ わぁ。凄く可愛い。頭が2つの鹿さんがいるよ。あ、3つもいる。ぎゃん!7つも9つも。こうなると何が実体なのか分からなくなっちゃうよ。だって1つだと思って疑わなかった頭が、今は2つに見えるんだもん。こうやって頭は分裂したりするんだね。一度分裂した頭は統合したりもするのかな?気になるけど、まさかね。だから今のところ頭は2つかもしれないね。でもそうなると少なくとも、1つの頭につき体も2つあるね。見ーつけた!2009/08/01
九鳥
13
無邪気で無鉄砲な多頭のバンビ。誰かに呼ばれて世界を転々とする。ストイックな線で描かれた異形たちは神々しくも無気味で胸騒ぎを覚えるのだけれど、とても愛らしかった。ペン画の絵本の末尾に、物語とリンクした油絵も載っていて、その不透明に澄んだ色合いに心惹かれる。2009/06/25
紺。。。
2
不思議な絵本。あたまいっぱいの鹿の冒険。すっきりとした線画が印象深い。可愛いような、怖いような。2015/01/07
ふららこ
2
キュート。
-
- 和書
- 線型代数と整数入門