感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
254
原話はラ・フォンテーヌの『寓話』。ブライアン・ワイルドスミス作。ワイルドスミスはイギリスの画家・童話作家。お話は、まずしいくつやさんが、おとなりのおかねもちの計略で大金を手にしてしまい、眠れなくなって…というシンプルなもの。教訓めいているようでもあるが、そこには主眼がないだろう。この絵本の生命も、もっぱら絵にある。技法はペン画+クレヨンの線に水彩絵の具で彩色したもの。色彩の乱舞、そして、デフォルメと抽象が楽しめる。2人の表情の変化も面白く、さりげなくそこにいるイヌとネコがまたいい。2024/07/30
niaomi
9
貧しいけれど、楽しく暮らす靴屋さん。その靴屋さんがとなりのお金持ちから金貨をもらう。金貨が気になって楽しい暮らしが出来なくなって、また金貨を返す。貧しくたって、心の豊かな暮らしがいいよというお話。2015/11/13
ヒラP@ehon.gohon
5
【再読】大人のための絵本2024/09/24
ume 改め saryo
5
靴屋さんの最初の笑顔に一目ぼれ(笑) こんな顔して仕事が出来たら最高ですね!!子供が寄ってくるわけだ!! しかし、お金が人を惑わせる。【 貧乏でもやりがいのある仕事 】か?【 経済力で物質的な幸せ 】か? 幸せは人それぞれですが、靴屋さんのように生きてみたいものですね!!(^^)/ 鼻歌交じりで生きてみよう!!2012/02/02
kimietam
4
姉妹と読了。隣人のくつやさんに歌を歌わないでほしいと願ったお金持ちは、歌を歌えなくするある方法を知っていました。ある意味、物事の道理をよく心得たお金持ちです。お金の魔力、お金を持つことだけに執心することの空しさを教えてくれる1冊です。★★★★★2011/09/25
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