内容説明
長崎中華街で出会った癒しのお茶と甘い恋。
小さい頃から大好きだったドラッグストアで働く山下藤子。長崎・浜町アーケードの店舗へ異動になって張り切るが、売上げのプレッシャーやお客様のクレームに心労がたまり、ついに帰宅途中の道端で倒れそうになってしまう。そんな藤子を助けてくれたのは、中華街にある「薬屋カフェ」の青年スタッフ、王。笑顔が素敵な彼は薬膳にくわしく、藤子の不調を聞くなり、今の藤子に必要なものがたっぷりつまった中国茶や中国菓子を教えてくれた。すっかり薬屋カフェのファンになった藤子は、中華スイーツの美味しさにもはまり……そして王との恋もゆっくり進展中!?
そんなある日、ドラッグストアに一人の若い女性客がやってくる。彼女の悩みにうまく対応できず、怒らせてしまった藤子。お客さんの心に寄り添う接客は難しい。沈む心を抱えながら薬屋カフェへ向かった藤子に、王がくれた、あるヒントとは?
長崎新地中華街――そこは、美味しくて優しい味のスイーツと、極上笑顔が待っている場所。働く女子の心と体にうれしい、癒しと恋の物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
89
シリーズ2作目から読んでしまった。ほのぼのとした癒しの胸キュン&お仕事小説。体によさそうな薬膳スイーツやお茶がおいしそう。薬膳の豆知識も楽しめる。長崎ペンギン水族館に行ったら食べなければ損をするというソフトクリーム"雪解けペンギン"とサバサンドも是非食べてみたい。2019/09/20
佐島楓
55
全巻の感想で私が指摘したポイントがメイントリックだったのか~……、それにしても無理があるよお母さん! 恋愛関係も細かいところが雑で、もっとキャラを大事にしてあげてと悲鳴を上げたくなりました。2019/02/08
野のこ
54
ますます面白くなってる!付き合ってもふたりの距離感がほのぼのしてて相変わらず癒された♡藤子さんの仕事へのやりがいにもすごく共感。私も接客業に心がけたいです。それにしてもマシメサさんの性別が気になります。女子あるあるな会話とか心情とかリアル!本文に女性名なのに実は男性の作家さんが出てきたから、そうゆうこともあるんや。んー気になります。とにかくまだまだ続く予感♪大好きなシリーズになりそう。そしてチャイナ服のふたりがとってもお似合いです♡2020/03/13
ami*15
54
続編も長崎の地元ネタ有り、中華スイーツ有り、『オランダ坂』を読んだ人には思わずニヤけるくだりも有りととても濃い内容で大満足です!水族館好きとしては作中に出てきたペンギン水族館には凄く行ってみたい。付き合い始めた藤子とワン君だけど、藤子が知らない彼のことだってまだまだ沢山ある。いつも明るくて人懐っこいワン君ですが、彼の母が口にした今のイメージとは真逆のワン君の姿にはびっくりした。藤子と出会い、誰からでも愛される自分に変わったワン君の成長からは人は誰でも好きな人がいれば違う自分に変われることを実感しました。2019/02/27
ダージリン
48
相変わらず癒されます! お付き合いし始めた可愛い二人と、ドラックストアでの優しい物語。王くんの色々な面も垣間見れて嬉しかったです。王くんの母登場に度肝を抜かれましたが、置き手紙が良かった(笑)。2019/02/09