内容説明
アントニー・ペンローズことトニーは、イギリス東サセックスの農場で少年時代を送っていた。そこにやってきたのは、大きな目をきらきらさせながら、不思議な絵を描き、魔法のようにいろいろなオブジェを作り出す男、ピカソ。ゲームに夢中になったり、動物の世話をしたりしてともに時間を過ごすうち、ふたりは大の親友になっていく。本書は、トニー少年が、年の離れた友人、パブロ・ピカソと過ごした少年時代の思い出を、少年の目線で綴ったものである。「小さな人たち」のためのピカソ入門書であると同時に、トニー少年と大人のピカソが結んだ心温まる友情の物語にもなっている。
著者等紹介
ペンローズ,アントニー[ペンローズ,アントニー] [Penrose,Antony]
写真家リー・ミラーと画家・著述家ローランド・ペンローズの間に生まれた。現在は両親の住まいであったファリー農場をFarley’s Yard Trust財団所有地として一般開放しつつ、シュルレアリスム関連の作品保存に尽力している。約40000点にも及ぶ膨大な数の母の作品を管理する仕事も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キジネコ
40
ピカソとは、と分かった様なことは決して言えません。小さな男の子と老齢の画家が 何故互いに「親友」と呼び合う仲になれたのか?それを考える時アートの本質が僕なりに かすかに見えたような気がしました。徹底的に遊ぶことを仕事だと考えていたのではないでしょうか?名を残す、作品を残す、財を成す・・・・ もしかすると そういう事に無頓着であったのではないでしょうか。出来上がったモノへの執着はなく 唯只管 創作に集中することが遊ぶことと矛盾せずに同義をなした・・☛続く(^^ゞ2014/05/30
田中佳代子
15
💛🍃💛 あっ!ピカソが笑ってる。 3才のトニー少年とピカソの、ワクワク冒険物語。 友情に年の差なんて、関係ないんですね。2013/05/31
退院した雨巫女。
13
《書店》ピカソが優しそうな普通のおじさんなのが、びっくり。ピカソも、愉しげに写ってる。2011/05/13
これでいいのだ@ヘタレ女王
7
これはリネアがモネの庭へ行った絵本同様にワクワクさせてくれる本です。 お気に入りの一冊になりました2013/07/18
Sleipnirie
4
ピカソがめっちゃ良いじいちゃん。 一緒に書かれてある英語の原文も読みやすいので、良ければ挑戦してみましょう。2013/04/20