目次
新品種による食農連携を実現する方法―本書の活用法
第1部 総論編(ニーズに基づく研究開発の必要性;効果的な実需者ニーズの把握方法―フォーカス・グループインタビューとTN法、アンケートの活用;価値共創を実現するコンソーシアムの創り方―九州黒大豆プラットフォームをモデルに)
第2部 品種事例編(水稲(加工・飼料用)「ミズホチカラ」―瑞穂の国の多用途米
水稲(酒造用)「吟のさと」―地元の米で吟醸酒を―暖地向き酒造好適米
水稲「にこまる」―暑い九州でもしっかり実る新しいブランド米 ほか)
第3部 品種開発と普及の実践―これまでとこれから(機能成分高含有農作物の開発と消費者の期待;九州沖縄農業研究センターで行っている「所長キャラバン」と品種の普及について)
著者等紹介
岡本正弘[オカモトマサヒロ]
1955年埼玉県生まれ。最終学歴:東京大学農学部、博士(育種学)。1980年農林水産省入省、中国農業試験場、国際農林水産業研究センター(マレーシア農業開発研究所(MARDI)における長期在外研究を経て同センター石垣支所(現熱帯・島嶼研究拠点))、九州農業試験場(九州沖縄農業研究センター)、作物研究所を経て、現在、農研機構九州沖縄農業研究センター企画管理部長。2014年3月日本育種学会賞受賞
後藤一寿[ゴトウカズヒサ]
1976年大分県生まれ、2003年東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了、博士(農業経済学)。2003年農研機構に任期付研究員として採用され、現在、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター作物開発・利用研究領域主任研究員。専門はマーケティングサイエンス、食品企業論、農業経営学など。近年の主な研究テーマは新品種の普及促進による地域農業振興方策の解明、薬用植物・漢方及び機能性農産物を活用した医農連携と地域振興方策の解明など
坂井真[サカイマコト]
1962年兵庫県生まれ、1985年京都大学農学部農学科育種学講座修了。1995年農林水産省九州農業試験場に研究員として採用され、中国農業試験場、農業研究センター、青森県(指定試験)を経て、2013年4月より農研機構九州沖縄農業研究センター広報普及室長。28年間に渡る研究者生活の間、一貫して水稲の育種試験研究に従事し、40品種以上の育成に関与するとともに、農業現場や実需に積極的にアプローチして育成品種の普及に努めてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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