朝日文庫<br> “花見酒”の経済

電子版価格
¥396
  • 電子版あり

朝日文庫
“花見酒”の経済

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784022604392
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0195

内容説明

昭和25年「ものの見方について」で敗戦日本の生き方にひとつの指針を示した著者は、12年後、折から高度成長期にあった日本経済の底の浅さを危ぶみ、落語の“花見酒”にたとえて、その破綻を警告した。「日本独自の経済学」の確立を訴えたその主張は、貿易摩擦に苦しむ今日のわが国にとって、いまだに新鮮さを失っていない。

目次

“花見酒”の経済(斜めから見る経済成長;特殊段階の日本経済;「経済」の思考)
経営者の時代
商売と自由

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋色の服(旧カットマン)

2
S30年代に書かれ、80sバブル前夜に文庫化。日本経済をつぶさに、まるで人物を扱うかのように眺めた論文集。落語・花見酒に喩えた地価高騰にみる投機現象への警告。それは景気上昇期待期に何度も繰り返されたものだが、今や地価崩壊が叫ばれる少子化日本。その他いくつかの憂慮(超円安など)は氏の予想と違う方向に行ってしまった。ただ、<土地>という財の特性が日本の経済発展の秘密でもあったのだから、肯定的に評価して活用する視点もあったのでは、と思う。どうして「額に汗し、働く」という勤労観しかないのか、いつの時代になっても。2018/03/04

ja^2

0
花見酒の経済と内需異存型経済の違いが分からない2010/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1345512
  • ご注意事項