内容説明
座り方、目線、相手との距離の取り方。意識しない、言葉に出さないメッセージを通じて、相手と意志を疎通し合うことを、「非言語コミュニケーション」という。こういった「身振り」や「しぐさ」の中には、文化間の格差が著しいものがある。勝利のVサインが、屈辱のサインとして通用する国もあれば、首をたてに振ることで「ノー」を表す国もある。言葉だけではないサインを誤解なく受け取り、また正しく発信し、本当の「国際人」になるための「知的」コミュニケーション法を学ぶ、画期的な概論書。
目次
第1章 非言語コミュニケーションとその歴史
第2章 異文化にみる非言語コミュニケーションの事例と機能:文化比較
第3章 「コミュニケーション」と「異文化コミュニケーション」
第4章 効率のよい対人コミュニケーション・スキルズ
第5章 ペリー提督の戦略的非言語コミュニケーション力―幕末の食卓外交