内容説明
生活のあらゆるところに顔をのぞかせるカビや酵母。その不思議な力はどこまで解き明かされたのか。謎に満ちた微生物の世界をめぐる研究者たちの、汗と涙・笑いと知恵の奮闘記。
目次
ジャワの酒チウは分裂酵母でつくられる
フィリピンの米酒を醸す二種の酵母発見
産膜酵母がつくるブドウ酒、シェリー
水環境が好きなカビを探る
カビといい酵母という生物
タクアンと塩と酵母
世界に先駆けるロドトルラ属酵母の研究
カビの細胞を観る
異担子菌酵母との出会い
酵母は遺伝子の構造を変えて性転換する
祖先の知恵の偉大さに驚く―ぬか床の研究から新菌の発見へ
人カビ毒に会う
酵母とカビの発酵の新しい側面
著者等紹介
小崎道雄[コザキミチオ]
昭和21年、東京農業大学農学部農学科卒。農学博士。東京農業大学名誉教授
椿啓介[ツバキケイスケ]
昭和23年、東京農業大学農学部農芸化学科卒。理学博士。筑波大学名誉教授・東京農業大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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