内容説明
“本邦初公開”2作品を含む全54点を完全無修正で掲載!艶色と淫猥を絶妙なバランスで表現する春画作品集。
目次
富久寿楚宇
好色堂中
欠題組物
甲の小松
万福和合神
著者等紹介
浅野秀剛[アサノシュウゴウ]
1950年秋田県生まれ。立命館大学理工学部数学物理学科卒業後、仏教大学文学部で博物館学芸員資格取得。『原色浮世絵大百科事典』の編集者を経て、千葉市教育委員会にて同市美術館の開設準備段階から業務に携わる。千葉市美術館学芸課長。日本近世絵画史(浮世絵・風俗画)・日本版画史専攻。国際浮世絵学会常任理事
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はちくま
1
そういう本だからしかたないけど、北斎背景白いな!思ったより構図なども普通の感じがしました。もっとぶっとんでるかと思ってた。2014/07/21
沼田のに
1
たまたま市の図書館の蔵書の中に見つけて借りてみた。姿勢とか足の大きさとかかなり無理な描写で犠牲をはらって見せるべきところを巨大に描いている。強姦する悪役は無骨な顔と皮かむりの表現でいい男は顔もナニも立派だ。最後に書き込みを活字に直したのが掲載されててなんか生きてる江戸時代の人を感じた。8/102013/05/26
おたきたお
0
出ました! タコと美女の夢幻地獄!! こういう大胆な構図を決められるのは北斎のなせる技。 他の春画と比較しても躍動感が圧倒的に違う。実際に見て感じるべし。 「ワ印」も北斎で決まり!2006/01/01