内容説明
“赦し”はあり得るのか?アジア論的文学批評の可能性を拓く気鋭の最新論文集。
目次
プロローグ 抑圧と想像力―“赦し”はあり得るか
第1部 戦後“在日”文学論(金鶴泳論―「まなざしの壁」;金石範論―「虚夢譚」;李恢成論―「砧をうつ女」)
第2部 アジア論への視座(“中国”を迂回する日本の近代;太宰治と竹内好;文学史叙述とアジア認識)
第3部 日本浪曼派論(保田与重郎論;小林秀雄―初期創作論;日本の近代とロマン主義の精神)
エピローグ “在日”文学と日本文化
著者等紹介
山崎正純[ヤマザキマサズミ]
府立大阪女子大学人文社会学部教授。日本近代文学・比較文学専攻。1960年7月、広島市生れ。九州大学文学部卒。同大学院博士後期課程中退。純真女子短期大学講師、大阪女子大学助教授を経て、2002年4月より現職
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