内容説明
本書は、国際自動車事件最高裁判決をはじめとする本書第1版刊行以降の多数の重要裁判例について詳細な分析を行い、また民法改正(消滅時効、遅延利息)及び労基法改正(割増率、消滅時効、付加金の除斥期間)等近時の法改正や通達についても解説するという形で、本書第1版を大幅に加筆修正したものです。また、第1版で解説した基本的な事項とともに、固定残業代制、変形労働時間制、フレックスタイム制、裁量労働制等にも言及し、割増賃金「全体」の諸問題についても解説しています。
目次
第1章 割増賃金と消滅時効(労働基準法115条)
第2章 労働時間か否か(労働基準法32条)
第3章 労働時間の把握に関する諸問題
第4章 割増賃金の計算
第5章 固定残業代制に関する諸問題(労働基準法37条)
第6章 歩合給と割増賃金
第7章 事業場外労働みなし制の近時の諸問題(労働基準法38条の2)
第8章 労働時間等に関する適用除外(労働基準法41条2号・3号)
第9章 変形労働時間制・フレックス・裁量労働制と割増賃金
第10章 付加金(労働基準法114条)
第11章 遅延損害金
著者等紹介
石嵜信憲[イシザキノブノリ]
明治大学法学部卒業。1975年司法試験合格、1978年弁護士登録。以後、労働事件を経営者側代理人として手がける。2002~2004年司法制度改革推進本部労働検討会委員。2002~2010年日弁連労働法制委員会副委員長。現在、経営法曹会議常任幹事
横山直樹[ヨコヤマナオキ]
2006年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、2008年慶應義塾大学法科大学院修了。新司法試験合格。2009年司法修習終了(62期)、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。渥美・坂井法律事務所・外国法共同事業を経て、2013年石嵜・山中総合法律事務所入所
佐々木晴彦[ササキハルヒコ]
2011年上智大学法学部国際関係法学科卒業、2013年中央大学法科大学院修了。司法試験合格。2014年司法修習終了(67期)、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。2016年石嵜・山中総合法律事務所入所
豊岡啓人[トヨオカヒロト]
2014年東京大学法学部卒業、2016年東京大学法科大学院修了。司法試験合格。2017年司法修習終了(70期)、弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。2018年石嵜・山中総合法律事務所入所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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