出版社内容情報
和歌山県の実態は地形上、神秘に包まられ謎多きところとされてきた。今回その和歌山の本筋を見出した一冊です。
目次
魔物が和歌山を分断する!?―近畿のオマケは再開発で復活できやんの?
第1章 謎と神秘に満ちあふれた紀伊の歴史
第2章 おおらか?打算的?複雑な和歌山気質
第3章 地域によって激しすぎるインフラ格差
第4章 日本一が多すぎる和歌山の産業
第5章 実は各地で進行している大規模再開発
第6章 豊富な観光資源の活用度は?
第7章 紀中・紀南の衰退は紀北へ波及!?
第8章 もうそろそろ、「近畿のオマケ」とは言わせない!!
著者等紹介
昼間たかし[ヒルマタカシ]
1975年岡山県生まれ。ルポライター、著作家。岡山県立金川高等学校・立正大学文学部史学科卒業。東京大学大学院情報学環教育部修了
鈴木士郎[スズキシロウ]
1975年東京都生まれ。編集者、ライター。地域批評シリーズ創刊より編集スタッフ、編著者として携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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keith
15
バラエティ的な本かなと思ってましたが、しっかりした内容でした。しかし、その分、あくまでもそこに住んでいる人向けですね。2018/09/09
こぺたろう
2
現地取材や統計データに当たって、和歌山県の実情や課題を浮き彫りにするとのことで、シリーズ77冊目のようです。全体を通してきちんと取材されているというのが、一読した感想です(市駅前の説明で間違いが一箇所あった程度。ただ、誤字は多め。記事の内容には同意しますが、特に最後の「長保持」は酷い)。行政にもっと噛み付くかと思いきや、そうでもなかったのが意外ですが、1時間程度で和歌山県の今を知るにはちょうど良いと思います。2017/10/15