内容説明
本書はEDの有無にかかわらず性行為の心血管系に及ぼす影響について循環器専門医が執筆しているのが最大の特徴で、バイアグラを処方しようとする一般臨床医だけでなく、ED専門医にとっても大変役立つ本である。バイアグラの禁忌症例、無効症例や、バイアグラの使用を希望しない症例に対してどのような治療法が用意されているのか、またこれらの治療法の長所・欠点や、その治療法を選択した場合にどのような検査が必要なのかも述べられており、単にEDに対するバイアグラ療法にとどまらず、現在のED治療法のすべてが、理解できるようになっている。
目次
座談会 ED治療におけるバイアグラの使用指針―循環器内科および泌尿器科の立場から
最新の疫学調査―ED患者数に関する最新情報
勃起のメカニズムとバイアグラの作用機序
EDの原因および危険因子
性行為の心臓への負担
心血管系疾患におけるEDの管理
循環動態に及ぼすバイアグラの影響
バイアグラの臨床効果および副作用
バイアグラの安全な使用方法―日本循環器学会ガイドラインの紹介と解説
バイアグラ処方前に必要な臨床検査と診断―内科に必要な検査項目〔ほか〕
著者等紹介
石井延久[イシイノブヒサ]
東邦大学医学部第1泌尿器科教授
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