出版社内容情報
《内容》 ■ “糖尿病学の父”と呼ばれるジョスリン博士によって1916年に出版された初版から80年以上の長きにわたって版を重ねる「糖尿病学」の世界的名著。 ■ 糖尿病の治療・研究のメッカとして世界最先端に位置する“ジョスリン糖尿病センター”を中心に広く欧米から選りすぐられた109名の専門家が各々の経験と5,800以上の参考文献を渉猟した上で執筆し，わが国の気鋭の専門家114名により翻訳が行われた。 ■ “糖尿病”についての最高レベルの知見を網羅・詳述した本書は，臨床家の蔵書には不可欠な一冊である。 《目次》 第1部 糖尿病の歴史 1糖尿病の歴史 第2部 糖尿病に係る基本的生体機構 2膵島：その形態と機能 3インスリンの生合成機構およびその化学的性質 4細胞生物学的にみたインスリン分泌 5In Vivoでのインスリン分泌 6ホルモンとエネルギーの相互間系：摂食時，絶食時の状態と糖尿病 7糖尿病における蛋白代謝の異常 8インスリン作用の分子的側面 9グルカゴン 10ペプチド成長因子 第3部 糖尿病 ― その定義と病因 11糖尿病と耐糖能障害の定義，診断と分類 12糖尿病の疫学と遺伝 13インスリン依存（Ⅰ型）糖尿病の病因 14インスリン非依存（Ⅱ型）糖尿病の病因 15糖尿病における膵の病理 16インスリン抵抗症 17二次性糖尿病 18糖尿病研究における動物モデルの利用 第4部 肥満とリポ蛋白異常 19肥満 20肥満の治療 21糖尿病における脂質異常の病態生理とその治療 第5部 糖尿病の治療 22糖尿病治療総論 23糖尿病治療における教育 24食事療法 25糖尿病の心理社会的側面 26運動と糖尿病 27インスリン治療の原則 28医原性低血糖 29経口血糖降下薬 30糖尿病小児の治療 31老年者糖尿病の治療 32全膵および膵島細胞移植 33インスリン治療の新しいアプローチと植込み型ブドウ糖センサーの最近の進歩 34糖尿病の経済的，社会的コスト 第6部 糖尿病合併症の発症 35糖尿病慢性合併症の疫学 36代謝コントロールと慢性合併症との関連 37糖尿病の微小血管合併症のメカニズム 38糖尿病性大血管障害の原因 39糖尿病神経障害の成因 40糖尿病腎症 第7部 合併症の臨床的諸相 41糖尿病ケトアシドーシスと高血糖高浸透圧非ケトン状態 42糖尿病の眼合併症 43糖尿病と神経系 44高血圧 45糖尿病における心疾患 46性機能障害と糖尿病 47糖尿病と感染症 48糖尿病と妊娠 49糖尿病の皮膚症状 50糖尿病における関節および骨症状 51糖尿病の消化器系に対する影響 52外科と糖尿病 53糖尿病患者における足病変：原因，予防，治療 54糖尿病における下肢血管病変：病因と管理 第8部 低血糖と膵島細胞腫瘍 55低血糖 56膵の内分泌腫瘍
