内容説明
本書では、研修医がよくやるミスを事例で紹介し、救急診療におけるピットフォールとそれを回避するために重要なことに絞ってまとめた。医学的ではなくても、医療過誤を減らすために重要と思われることも加えた。また、救急室で働くナースの方々や救命士の方々が読んでもわかるように書いた。第3版では、心肺蘇生のガイドライン2000に沿っていくつかの手直しを行った。また妊婦への投薬をより詳しくし、新たに小児への投薬量を追加した。
目次
意識障害
頭痛・めまい
髄膜炎・脳炎
脳血管障害・TIA
失神・痙攣
高血圧の救急
胸痛
動悸・不整脈
呼吸困難・喘鳴
心不全〔ほか〕
著者等紹介
寺沢秀一[テラサワヒデカズ]
1977年金沢大学医学部卒業、沖縄県立中部病院。1981年トロント大学病院救急部。1983年福井県立病院救命救急センター部。1999年福井医科大学救急部助教授。2000年福井医科大学救急医学講座教授。金沢大学非常勤講師、浜松医科大学非常勤講師、日本救急医学会認定医。American College of Emergency Physician
島田耕文[シマダタカフミ]
1983年自治医科大学医学部卒業。1991年福井県立病院内科医長。1993年福井県立病院救命救急センター部。2000年公立丹南病院副院長。日本救急医学会認定医。日本体育協会公認スポーツドクター
林寛之[ハヤシヒロユキ]
1986年自治医科大学医学部卒業。1991年トロント大学病院救急部。1993年福井県医務薬務課、美浜町東部診療所。1997年福井県立病院救命救急センター部。日本救急医学会認定医。日本プライマリ・ケア学会認定医。American College of Emergency Physician Licentiate of the Medical Council of Canada
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