内容説明
世界的なキリスト教伝道者・大ベストセラー『死線を越えて』の作者・生協の父と呼ばれる賀川は、渾身五年の歳月をかけて、この小説にキリストの愛の姿を描いた。洗礼者ヨハネの死からイエス自身の十字架死へ、さらに散文詩による復活に至るイエス劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
80
生き生きとキリストの姿が描かれています。小説なので著者の描くイエス像が色濃く出ているのではないでしょうか。とはいえ、福音書から幅広く題材をとっているのが伺えます。イエスの生誕から物語が始まっていればより良かったとは思いますけれども。2017/12/23
きむら
1
涙をこぼし、よく笑い、とても親しみやすい人らしいイエスです。
piece land
1
1938年に書かれたキリストの復刻版。 生き生きとしたキリストの様子が小説として描かれているが、本当のキリストと変わらないと思う。 1947年・1948年のノーベル文学賞の候補にノミネートされていたという。 もしとれていたらどれほど日本人の力になったか。 敗戦国だったから取れなかったのか?2014/10/21