内容説明
本書には、宮崎礼子の教えを受けた研究者が、家庭科教育をそれぞれの課題として、研究し、実践してきた所産がさまざまな試論として提起されている。構成は7章からなり、巻末に資料を添付している。6章は宮崎から、7章は宮崎との往復書簡を掲載している。これらは歴史的な証言の意義を有するものとなっている。
目次
第1章 共学家庭科における生活主体の育成―私的領域から公的領域への教育視点
第2章 家庭科教育と家政学
第3章 家政学における「消費者問題」の視点―家庭科教育の立場から
第4章 高等学校家庭科:「家族と家庭生活」の学習内容の創造―高等学校公民科との関連性をふまえて
第5章 食生活を学ぶこと―東北地区の農と食をめぐる女性の状況から
第6章 国民的基礎教養としての家庭科
第7章 往復書簡―家庭科教育の担い手の証言