EBPM(エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案)とは何か―令和の新たな政策形成

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895145152
  • NDC分類 301
  • Cコード C0036

内容説明

勘と経験と思い込みからの脱却。政界でEBPMを主導した第一人者が記した入門本。

目次

第1章 政治の現場から見たEBPM
第2章 EBPMとは何か
第3章 EBPMによって政策評価制度に魂を込めよ
第4章 EBPMをめぐる欧米の経験
第5章 「ナッジ」―EBPMと車の両輪となるキーワード
第6章 地方自治体から発信されるEBPMの可能性―横浜市の挑戦
第7章 我が国におけるEBPMの進化に向けて

著者等紹介

小倉將信[オグラマサノブ]
昭和56(1981)年生まれ。平成16(2004)年東京大学法学部卒業後、日本銀行に入行。平成21(2009)年オックスフォード大学大学院金融経済学修士修了。平成24(2012)年、町田市・多摩市(東京都第23選挙区)選出の衆議院議員として初当選。現在3期目。平成29(2017)年総務大臣政務官に就任。地方行政・地方財制・地方税制・消防を担当。約1年2か月の任期中に、全国34都道府、66区市町村の現状を視察。現在、自民党行政改革推進本部事務局長、党国会対策委員会副委員長、党金融調査会事務局長、党消費者問題調査会事務局長、学校法人桜美林大学客員教授等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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骨公園

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「ナッジの取り組みとEBPMの取り組みには共通点が多い」という解説は了解した。しかしながらEBPM解説書としての期待に対する満足感は低い。紹介された数少ない事例もEBPMとして検証されたとは言い難い中途半端なものばかり。穿った見方かもしれないが結局「建前では失敗が許されない日本の政治において、失敗を認めたくない官僚や政府組織が自分の存在意義をアピールするために政策を打ち出している」という前提が立てられている時点で、どんなに素晴らしいフレームワークがあっても見向きもされないということか。2022/04/10

木村あきら

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①本来、事前事後、対象群、属性分析の3つがあって政策効果は検証される。当然データを全て得ることは難しいので限界も加味した上での工夫が重要 ②20年前から政策評価は実施されてきた。ただ、目的目標施策のロジックや、検証→再試行が弱い。目標達成管理のみでは限界がある。なお、データの整備と開示環境が日本は貧しい ③BPM導入のメリットをつける予算を確保。ナッジ活用との相性。ナッジは行政の暗黙知の蓄積、効果検証の容易さから、EBPMといの相性が良い 2021/10/26

Jey.P.

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「エビデンスに基づく政策立案」や政策の評価が、どのようなものか・どのように日本に導入されているか・米英ではどのように取り組まれているかを解説した本。恐らく民間においては厳密性は低くとも当たり前に行われていることだと思うので、公官庁ならではのハードルや、そのハードルをどのように乗り越えるかなどの導入面がより具体的に知りたかった。そもそも既存の政策決定プロセスはどのようなものかという点から学んだほうが良いのかもしれない。2021/06/18

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