内容説明
長年にわたって野あそびのファシリテーターとして活躍してきた著者が、今日の子どもたちに共感・歓迎される新しいあそびを開発。植物編だけでも70アクトに及び、その一つひとつに描かれた繊細なイラストは一話完結の物語のような世界を醸し出す。野あそびの魅力を存分に包んだ本のみならず、単なるガイドブックには収まらない詩情豊かな読み物としても受け取れる。
目次
1 自然ふれあい・伝承あそび(色探しサイコロ;色探しお弁当 ほか)
2 自然観察(タンポポ(見てあそぶ;嗅いで触ってあそぶ ほか)
グループの木 ほか)
3 自然工作・絵画(小枝のペンダント;木のせんたくばさみ工作 ほか)
4 自然文化・表現(木の絵本の読み聞かせ;自然の壁新聞づくり ほか)
付録 野あそび安全メモ
著者等紹介
中山康夫[ナカヤマヤスオ]
1951年静岡県藤枝市出身。高校まで同地で過ごす。大学卒業後(1975年)、こどもの国協会に入職。キャンプなど子どもたちの野外遊びや自然ふれあい活動、工作、各種イベントの立案、運営などに従事するかたわら、児童健全育成推進財団の「児童厚生員等野外活動研修会」の講師などで活躍。2002年5月に、野あそびのプロ集団「ろぜっとわーくす」を設立し、全国の小学校、幼稚園、保育園、児童館、母親クラブ、子ども会などから依頼を受け、子どもたちの自然ふれあい活動の実践や講演会、指導者の研修会、環境劇やフィールドファンタジー(自然を題材にした参加型野外劇)の公演活動を行っている。同年5月には横浜市青葉区の四恩学園ナザレ幼稚園の、野外活動研究所「森の幼稚園」所長に就任し、幼児の野あそびの研究、実践を行っている。著書のほかに雑誌等に自然観察・野あそびの執筆連載を行っている
藤原道子[フジハラミチコ]
1958年生まれ。千葉県佐倉市在住。イラストレーター。1979年西穂高保育園勤務。1985年習志野市で文庫活動にかかわる。主婦の友社「アトリエ太陽の子」で子どもの絵画指導に携わる。1989年渡米。ワシントン日本語学校でお話会活動に参加。フラン・ライト女史より水彩画、デッサンの指導を受ける。1992年に帰国。帰国後は人形劇団「佐倉おはなしきゃらばん」を経て、佐倉市の図書館や公民館などを中心に地域のお話会活動にかかわる一方で、創作童話にも意欲的に取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。