内容説明
いんたいしたクジラ先生は、見しらぬだれかからの返事をきたいして、手紙をたくさん書きました。返事はきました!オットッ島のくーぼーという、こどもクジラからです。そして…とってもうれしいことがおこったのです。クジラ岬にでかけてみてください。クジラ先生はだれかにそのうれしいことを伝えたくて、うずうずしているそうですから。小学中級から。
著者等紹介
岩佐めぐみ[イワサメグミ]
1958年、東京都に生まれる。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、1986年まで同大学学科研究室に勤務する。夫、二人の息子とともに、東京都多摩市在住
高畠純[タカバタケジュン]
1948年、愛知県に生まれる。愛知教育大学卒業。現在、東海女子短期大学教授。絵本『だれのじてんしゃ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。岐阜県在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuki
72
読友さんがオススメしてくれた楽しい一冊♪『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』の姉妹編。そっか、キリンくんとペンギンくんの手紙のやりとり、クジラ先生は羨ましく思っていたんですね(^w^)「水平線のむこうにすむきみへ」ずいぶんと欲張ってたくさんの手紙を書いたようで(笑)その甲斐あってのクジラ岬オリンピック☆競い合うなかにも思いやりと優しさがある素敵な大会でした(*^^*)このシリーズを読んでいると、久しぶりにお手紙書きたくなってきます♪2016/03/24
花林糖
20
(図書館本)シリーズ物とは知らずに読みましたが面白かったです。引退したクジラ先生が見知らぬ相手と手紙でやり取り。その手紙が縁でクジラ岬で久しぶりのオリンピック開催。優しくほのぼのとしたお話でした。2021/08/08
くろうさぎ
16
高畠純さんの絵が好きで読んだ前作の続編。今回は、お手紙を通じての思いがけない縁が生まれ、クジラ先生と素敵な仲間たちでオリンピックが開催される。それは本当に大切なことは何かをたくさん教えてくれる素晴らしいオリンピックでした。そして、ラストもまたほのぼの…。子どもだけでなく大人にもぜひとも読んで欲しいお話です。2020/04/03
豆電球
15
1作目からガッツリお話が続いている訳ではなく、前作の脇役が今作の主人公というスピンオフっぽさがとても良いです。今作はオリンピック(運動会)が話のメインで、泳ぐのが遅いアザラシの子や、まだ上手に潮を吹けないクジラの子なんていう色んなコンプレックスを抱えた動物たちが出てきます。それに対する作者の答えがとても温かい。順位は重要じゃない、全員でゴールしよう!!なんて馬鹿げたものではなく、かといってシビアな現実を突きつける訳でもなく。競争は競争としてありつつ、けれどもそこには誰かの思いが寄り添っていてとても温かい。2022/08/14
kazu_tea
9
違う呼び方で呼ばれたいという、クジラ先生の密かな願いが可愛らしい。クジラ岬オリンピックにワクワク。愉快で心温まるお話でした。2012/04/06