内容説明
ネオリベラリズムという名の妖怪が人類を路上に追いやっている。世界の街角からその実態を拾い上げ、極北においてなお発現する人間の創発力をも捉えようとする、人類学的研究の社会的コミットメントの成果。
目次
ストリート人類学という挑戦
起 メジャー・ストリートの暴力と排除に抗して―棄民される人々の中へ
承 ストリートの表層と内奥の往還―新しい敷居の発見から自覚へ
転 マイナー・ストリートの創造力―ヘテロトピア・デザインに向かう実践
結 ストリート人類学の要諦―「ネオリベ・ストリート化」から「根源的ストリート化」へ
総括討論
著者等紹介
関根康正[セキネヤスマサ]
1949年、群馬県生まれ。1993年、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院博士課程修了。Ph.D(Social Anthropology)。専攻は、社会人類学、南アジア社会研究。関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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