目次
第1部 経験基盤の言語学のフレームワーク(用法基盤モデルの言語観;認知言語学と談話機能言語学)
第2部 ケーススタディ 理論研究編(言語知識はどのような形をしているか―個人文法の多重性と統合性;言語知識はどのように習得されるか;言語知識はどのように運用されるか―「得る」ための知識から「使う」ための知識へ)
第3部 ケーススタディ 個別研究編(構文と談話のパートナーシップ―日本語の名詞修飾節構文からの考察;日本語の日常会話における「基本的」他動詞節―現実的な文法理論の構築を目指して;新表現の創発―新しくない中にめっちゃ新しさ見えてるアピール;子供の言語の文法的生産性を探る―第一言語習得における日本語の動詞屈折について;Wh分裂文と進行形の歴史的発達と融合について―情報連鎖の再構築と対人関係機能;会話のなかのタガログ語文末助詞e;隣接した発話間に見られる文法的構造の萌芽―子どもによる前置詞inの使用を例にして;言語使用のダイナミクスと用法基盤モデル―アルタ語の文法、相互行為、文化からみる位置保持詞の役割;幼児の「語り」における丁寧体の使用と絵本の文体が与える影響について)
著者等紹介
中山俊秀[ナカヤマトシヒデ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。専門:用法基盤言語学、言語類型論、記述言語学、言語ドキュメンテーションと再活性化
大谷直輝[オオタニナオキ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。専門:認知言語学、構文文法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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