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内容説明
生まれつき脳に刻みこまれた「死への恐怖」のために、脳は自ら神を創り、さらには宗教、国家を創ってきた!ベストセラー連発の脳科学者であり、オウム真理教の脱洗脳でも有名な苫米地英人が「脳科学」と「宗教史」が証明した「幸福な生き方」を初めて解説!「人間関係」「お金」「病気」「将来」…などの不安・恐怖・トラブルから、あなたを解き放つ最新の脳科学とは。
目次
序章 なぜ、脳は神をつくったのか?
第1章 人はなぜ神を必要とするのか
第2章 宗教と統治力
第3章 神は存在するのか?
第4章 西洋のキリスト教と東洋の仏教
第5章 神・宗教から自由になる方法
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・実業家。上智大学外国語学部英語学科卒業。現在、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、米国公益法人The Better World Foundation日本代表、米国教育機関TPIインターナショナル日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
44
生まれつきの無神論者で、根っからの相対主義者。子供の頃からなので理論ではなく多分体質。余りにも分らないので宗教学の本はよく読む。この本もタイトルに惹かれ(騙され)購入。著者は著名な脳機能学者。別に内容が間違っているとは思わない。寧ろ賛同する箇所は多い。原始仏教とその変遷もおっしゃる通り。但し、仮にも大学教授たる者、書き物として発表するからには、もう少し論理の展開を整えたり、文章を推敲したりすべきでは?前半はまだしも後半は居酒屋での言いたい放題を録音してテープ起こししたのかと思った。方法論皆無の空論大行進!2011/06/15
Lee Dragon
32
釈迦が苦行の果てに苦行は意味がないと言っていたのにもかかわらず、日本の出家は滝行などなぜあんなにも厳しいのか疑問に思っていたが謎が解けた。神が完全であるとするならば、完全なものがないという数学的な証明(パラドキシカルな証明ではあるが)を行うことで、その存在を否定するのは斬新であった。苫米地氏がもともと科学をしっかり理解しているかは不明であるが、序盤は読みにくかったが、後半の宗教や政治の話は興味深かった。2018/10/02
booklight
30
情報系、脳科学者である著者による神の存在証明。なので「本当に神はいるのか」という文脈で求められている回答かというと微妙。不確定性原理と不完全性定理によって「完全なる神」が物理や数学の学会ではすでに否定済み。元々は未来に不安を持つ人間が完全情報を求めて「神を創った」としている。一方2500年前に「無常」として釈迦が神を否定し「空」を説いている。そのほかキリスト教や資本主義や日本仏教の神文脈での説明は見事。すべては宗教といえる。最後に自分のビジネスの結び付けているのはある意味誠意ではあるが、混乱を引き起こす。2024/05/01
かず
21
★★★★Audible。2017/10/28
chie
20
不確定性原理と不完全性原理の規定によって、神は存在しないことが証明された。確かに、全知全能の神というものは、最初からも、これからも、存在しえないのかもしれない。私は、人間が、この世に存在しないものまでについて名前をつけ思索をめぐらし信じつづけてきたことがすごいと思う。5章で、アメリカの「従工場牧師」が、宗教のビジネス介入の例として挙げられていたけれど、日本での実情が知りたかった。2021/07/17
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