内容説明
事故を境にすべての記憶を消失した最愛の夫リッチ。それから五年。苦悩と葛藤の日々を送るアビーの傍らにはいつも愛犬たちがいた。一匹、また一匹と家族になる犬たちと、戯れあい、折り重なって、子犬の一団のようになって眠る日々に徐々に癒されていくアビー。勇気と洞察力、ユーモアに満たち珠玉のノンフィクション。
目次
第1部 ずっと変わらぬこと
第2部 事故(わが家;慰め;思いがけぬもの;アメリカグンカンドリ)
第3部 独り暮らしに慣れるには(犬のけんかのやめさせ方;犬の話;憂鬱を吹き飛ばすには;カロライナは発情期 私は蚊帳の外;とりあえず今は)
第4部 空っぽを埋める(できない;罪の意識;エドワード・バターマン、家で眠りにつく;アウトサイダー・アート;ランニング;過去、現在、未来;引っ越し)
第5部 五年の月日
著者等紹介
岩泉くみ子[イワイズミクミコ]
東北大学文学部文学科、イースタン・ミシガン大学大学院卒業。1989年よりアメリカ在住。バベル翻訳家養成講座・英文本科修了。IT会社勤務のかたわらドッグ・レスキューのNPOで活動
本多惠子[ホンダケイコ]
京都薬科大学薬学部卒業。バベル翻訳家養成講座(通信教育)・英語“本科”および“専科ノンフィクション”を修了
向谷裕子[ムカイダニユウコ]
愛知教育大学音楽科、バベル翻訳大学院文芸&映像翻訳専攻科卒業。ピアノ講師
柴田裕之[シバタヤスシ]
1959年生まれ。翻訳者・バベル翻訳大学院プロフェッサー。早稲田大学・Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。