内容説明
「いま本当に必要なのは、子どもの苦しさに耳をかたむけること」学級崩壊、いじめ、不登校、ひきこもり、はては傷害や殺人まで、子どもをめぐる痛ましい事件が相次いでいる。半世紀以上も学校の教師として、現場で一人ひとりの子どもの声の根っこに耳を傾ける姿勢を貫いてきた著者が、問題解決を急がず、まず状況の本質を捉えようと説く。
目次
1 子どもを可能性としてみる(飛び立っていく君たちへ;思春期の子どもとどうつきあうか ほか)
2 人それぞれに花あり(沖縄とわたし(沖縄とわたし;忘勿石 ほか)
人ぞれぞれに花あり(「この一筋に執する」;「米百俵」 ほか)
ふるさと熊本(伊万里焼を訪ねる;山頭火と熊本 ほか))
著者等紹介
丸木政臣[マルキマサオミ]
1924年熊本県生まれ。1943年陸軍に入り、敗戦後しばらく農業に従事。1946年熊本師範学校付属国民学校(翌年から熊本大学付属中学校)に勤務。1955年私学和光学園に移る。1968年~和光幼稚園・小学校・中学校・高等学校校長。1991年~園長・副理事長として教育と経営の仕事につく。2000年第9回ペスタロッチー教育賞受賞
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