出版社内容情報
'87年の初版発売から現在に至るまで、各メディアで取り上げられ、また参考図書としても名高い『思考のための道具 異端の天才たちはコンピュータに何を求めたか』ISBN4-89362-035-5(品切・入手不可)の新訳・増補版です。
増補版では、著者ラインゴールドが、ダグラス・エンゲルバート、ロバート・テイラー、アラン・ケイ...らコンピュータ界の革命児たちに改めて行ったインタビューをもとに、初版以降の動向について追加執筆しています。
日本語版の発行にあたり、全編新訳化し、20点以上の写真と関連年表を追加、東京大学の坂村健教授による解説を掲載するなど、日本語版初版に大幅な変更を加え、幅広い年齢層へ、より読みやすく生まれ変わりました。
コンピュータ史を探る読み物として、また革命児たちの発想の物語としてオススメの1冊です。
目次
新版への序
謝辞
第1章 コンピュータ革命はこれからだ
第2章 世界初のプログラマーは伯爵夫人だった
第3章 最初のハッカーとその仮想マシン
第4章 ジョニーは爆弾を作り、頭脳も作る
第5章 かつての天才たちと高射砲
第6章 情報の中にあるものは何か
第7章 ともに考える機械
第8章 ソフトウェア史の証人 - プロジェクトMACのマスコットボーイ
第9章 長距離考者の孤独
第10章 ARPAネットの卒業生たち
第11章 ファンタジー増幅装置の誕生
第12章 ブレンダと未来部隊
第13章 知識工学者と認識論的企業家
第14章 桃源郷とネットワーク文化と、その向こうにあるもの
新版あとがき
解説 新・思考のための道具 坂村健
訳者あとがき
付録 関連年表
原注
索引
内容説明
コンピュータの“開祖”たちから、J.C.R.リックライダー、ダグラス・エンゲルバート、ロバート・テイラー、アラン・ケイといった“パイオニア”たちを経て、その後の“インフォノート”たちまでを、ハワード・ラインゴールドは独特の魅力的なスタイルで語る。19世紀の数学から現代のコンピュータ科学までの進歩をじっくりとたどりつつ、その時々の天才や一匹狼、奇人変人、夢想家たちのエピソードが本人の言葉で紹介される。
目次
コンピュータ革命はこれからだ
世界初のプログラマーは伯爵夫人だった
最初のハッカーとその仮想マシン
ジョニーは爆弾を作り、頭脳も作る
かつての天才たちと高射砲
情報の中にあるものは何か
ともに考える機械
ソフトウェア史の証人―プロジェクトMACのマスコットボーイ
長距離考者の孤独
ARPAネットの卒業生たち
ファンタジー増幅装置の誕生
ブレンダと未来部隊
知識工学者と認識論的企業家
桃源郷とネットワーク文化と、その向こうにあるもの
著者等紹介
ラインゴールド,ハワード[ラインゴールド,ハワード][Rheingold,Howard]
1947年アメリカ、アリゾナ州生まれのライター、評論家、編集者。90年代にはアメリカ西海岸の有名なカウンター・カルチャー誌“The Whole Earth Review”の編集者を一時務め、“The Millennium Whole Earth Catalog”を編集したほか、オンライン雑誌“HotWired”の初代編集長でもあった。現在はカリフォルニア在住
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。青山学院大学理工学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。