目次
1 習得研究方法の進化変遷に関して
2 習得順序・発達順序に関して
3 習得の環境要因に関して
4 言語能力の起源に関して
5 習得論の対象領域に関して
6 習得論と心理言語学と言語技能の関係に関して
7 研究テーマ選択・実践への応用に関して
著者等紹介
佐々木嘉則[ササキヨシノリ]
本名、佐々貴義式。1956年9月13日京都市上京区に生まれる。1986年ハワイ大学修士English as a Second Language(applied linguistics)。1992年イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校より博士号Education(educational psychology)取得。1991‐1994年カリフォルニア州立大学サンディエゴ校、ローズ大学、マサチューセッツ大学の各大学で教育・研究職を歴任。1994‐2000年ニューサウスウェールズ大学Senior Lecturer of Japanese。2001年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科助教授。2004年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科准教授。2008年お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。2010年1月2日逝去。専門分野、認知言語心理学、第二言語習得論、言語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A
4
大学院から専門を日本語教育に変えた者には有り難い(購入)本を読了。「習得研究アプローチの変遷って、単なる流行なんですか」「コミュニケーションストラタジーを教えたら習得が進むのですか」等、素朴な疑問がQ&A形式でそれぞれ数頁で纏めてあり、腑に落ちたり、点が線となったりとパッチを繋いでくれた。巻末には確認クイズも付いてあり(何とか及第点)、正に短時間で復習(再入門)出来る今までなかなかなかった貴重な一冊。2016/03/18
kazy0324
2
一つ一つの項が短く, 簡潔に纏めてあり, 付録として確認問題とその解答が収録されておりとても勉強になった.2016/01/24
キ♡リン☆か
1
SLA学習方法のプロセス、実践理論を数値化したりしております。全容を読みましたが本の内容が難しかったです。私自身、復習の回数等は何度したらいいか?ということに非常に興味を持ちましたが、実際他の人の本を読んで、もっともっとしないといけないなーと思ってしまいました。スポーツのように反射的に英語が出るぐらいまでは復習は大事ですね。2014/03/15
宵子
1
第二言語習得について知っているようで、よく知らない人を対象としているが、Qn&A形式でよく質問されそうな単語や要点についてわかりやすく説明しているのだが、正直難しかった。 つまりこれに記述されている通り、ある程度は第二言語習得の知識がある人向けなのである。 何故か巻末にセルフテストがあり、お勧めの文献・資料について載っているので、そちらに目を通すのもいいかもしれない。2013/05/09
けくの太郎
1
タイトルに釣られて読んでみました。でもやはり難しかったです。ある程度理解できる内容だったり、「それ訊きたかったー」っていう質問のところはかなりハマって読むことが出来ました。巻末の文献を追ってみて、勉強し直します。2013/01/19