内容説明
鉄棒や跳び箱・マットなどの運動を苦手とする人たちは保育者に限らず確かに多いが、これは幼児期にそういう遊びを十分に楽しむ経験が無いままに、小・中学校などでの体育の時間に辛い思いをさせられたことが影響していることが多い。本来これらの運動の原型は、人類の歴史が始まって以来存在してきたもので、人間は、そうした運動を生活の中で行いながら骨格を強靭にし、肉体を造り上げ、心身の健康を維持してきたのである。一見、危険に見える鉄棒や跳び箱遊びにしても、子どもたちの発達の状況に合わせた段階を踏んでアプローチしていけば、決して危い遊びではなく、多くの楽しい遊びを展開できる、優れた遊具である。本書は、そのような意味で、保育者として是非知っておきたい運動あそびの指導や補助の仕方を、できるかぎりわかりやすく、具体的にまとめたものである。
目次
1章 幼児の運動遊びの指導
2章 低鉄棒をつかった遊び
3章 跳び箱をつかった遊び
4章 マットをつかった遊び
5章 平均台をつかった遊び
6章 雲梯・太鼓橋をつかった遊び
7章 登り棒・ジャングルジムをつかった遊び
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