内容説明
80円台の超円高と1万5000円割れの株価は「さあ、日本よどうするのか」と日本自身に突きつけられた大世紀末の鋭いナイフである。それはまさに、立ち行かなくなった日本の従来のシステムに対する重大な警告でもある。日本はいま、興隆か没落かという別れ道の際に立っているのだ。はたして、新生日本への道を切り拓き、21世紀型のパラダイムを創り出すことができるのか。
目次
第1章 円のバブル
第2章 超円高と株安の恐怖
第3章 むしろ怖い円安パニック
第4章 クリントン・トラップの実態
第5章 帝国の没落とドル安不安
第6章 アメリカの最後の手
第7章 円高は大転換を促すシグナル
第8章 官僚“共産主義”の功罪
第9章 妖怪デリバティブと円高
第10章 円高・円安を逆手にとる