内容説明
林真理子さん、あなたの言う「改革」とは何だったのか?常務理事を辞任させられた和田秀樹が今だから明かす、大学の伏魔殿!それでも不祥事を乗り越え変わってほしい。大学関係者、必読の書!!
目次
第1章 腐敗―日大アメフト部悪質タックル事件と、田中元理事長脱税事件(不死鳥が死んだ日;渦中の選手がふるえながら記者会見 ほか)
第2章 新風―林真理子氏が新理事長に就任(私という「明るさ」が大学を変えていく;とにかく林さんの力になりたかった ほか)
第3章 亀裂―日大アメフト部薬物事件(知らされなかった大麻疑惑;寝耳に水の部員逮捕 ほか)
第4章 崩壊―林理事長からの辞任要求(突然の辞任要求;そんなことをあなたに頼んだ覚えはない! ほか)
第5章 未来へ―日大を辞めた今だから、言えること(林理事長は無能ではない!;医学部を改革するアイディアは無視され続けた ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、立命館大学生命科学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tetsubun1000mg
12
小説家の林真理子さんが理事長職を受けた際に、協力して入閣してもらった和田秀樹常任理事の激白。 医学部や学内の改革をしたいという意欲をもって入閣したものの、学部長が旧派閥のまま、経営職の理事会と教育をつかさどる教学部、体育会とOB会など抵抗勢力が多いのが実態だったようだ。 ただ、日大の将来的な展望や提案を意見してくれているのは良かった。 あとは林理事長にかかっているが、どう捌いていくか今後に注目しています。2024/09/04
チェアー
7
いまの日大は都合のいいところは「開いて」、都合の悪いところは「閉じる」体制だということだ。「変わった」と思われるところは積極的に見せるが、不祥事やトラブルに対してはまったく弱く、説明を果たさない。それって、旧田中体制とどこが違うのだろう。 2024/08/31
みんな本や雑誌が大好き!?
1
本書では、日大スキャンダルをまず振り返り、そして、常務理事になり、日大の闇に接し、医学部を中心に改革をと思って自分なりにさまざまな提案などをしてきた軌跡を綴ったのが本書です。 「地位」は人を卑しくもするものなのか? そんな趣旨の指摘も和田さんはしていました。林さんのおかげで改善された点もあったとの指摘もありました。可能な限り、客観的に自分が属した日大での闘争の日々を綴っているとの印象を持ちました。2024/10/15
白山手賀
0
呼ぶ方も呼ぶ方なら、呼ばれていく方も行く方である。土台から腐っている建物に、入って行ってはいけないという、当たり前のこと。普通の人は近寄りません。2024/11/03
必殺!パート仕事人
0
以前の記事をまとめた部分が多かったです。2024/09/16
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- 和書
- 世界の“毒”がやってくる