内容説明
経済学者が、ステージ4bの膵臓がんと言われて1年半が経過。抗がん剤治療を続けながら、変わらぬ生活を保つために。
目次
第1章 晴天の霹靂―膵嚢胞が、突然がん化した(発病とその経過;検査入院 ほか)
第2章 高齢者が、がん・死に直面したとき―働き盛りの世代とは異なる(末期がんをどう受け止めたか;高齢者とがん ほか)
第3章 「がんとの共存」への第一歩―抗がん剤治療始まる(抗がん剤とその副作用;抗がん剤治療の試練 ほか)
第4章 治療の第2弾―がん生活とQOL(生活の質)の維持(抗がん剤との生涯の付き合い;がん治療・生活とQOL維持 ほか)
第5章 果たして「がんとの共存」は可能か―「青い鳥」を求めて(「がんとの共存」の条件;セカンドラインの治療 ほか)
著者等紹介
石弘光[イシヒロミツ]
一橋大学名誉教授。1937年東京生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院を経てその後、一橋大学経済学部助手、専任講師、助教授、教授、学長(1998‐2004年)。退職後、2007‐11年の間、放送大学の学長を務める。その間、政府税制調査会会長(2000‐06年)、財政制度等審議会委員、経済審議会委員、金融制度調査会委員などを歴任。経済学博士。専門は財政学。主な著書として、『財政構造の安定効果』(勁草書房、毎日エコノミスト賞)、『租税政策の効果』(東洋経済新報社日経・経済図書文化賞)、『財政改革の論理』(日本経済新聞社サントリー学芸賞)、『現代税制改革史』(東洋経済新報社租税資料館賞)など。2016年6月に、膵臓がんステージ4bとの診断を受け、治療を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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