目次
ぐっしょりぬれた赤ちゃん犬
犬を飼うこと
もらい手さがし
チビのゆくえ
保健所で
悲しい目をした犬たち
実験に使われる動物たち
実験動物への鎮魂歌
檻の中
おかしな犬たち
救出
がんばろうねシロ
まごころが通じた
聖なる夜に
メリーの手紙
著者等紹介
井上夕香[イノウエユウカ]
東京都生まれ。1975年『ハムスター物語』で毎日新聞児童小説新人賞に入選。1992年『魔女の子モッチ』(学習研究社)で、小川未明文学賞優秀賞、『星空のシロ』(国土社)で、けんぶち絵本の里びばからす賞、青少年読書感想画コンクール優秀賞1位。『実験犬シロのねがい』2011年度青少年読書感想文全国コンクール毎日新聞社賞。おもな作品に、『ばっちゃん』青少年読書感想文全国コンクール奨励賞(小学館)ほか、漫画化されたノンフィクションも多い
葉祥明[ヨウショウメイ]
熊本県生まれ。1990年「風とひょう」でボローニャ国際児童図書展グラフィックス賞受賞。96年「難民を助ける会」の地雷撤去キャンペーンに参加。キャンペーン絵本を出版。神奈川県北鎌倉に、葉祥明美術館がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
31
昔は保健所で処分される動物と実験用に売られる動物がいたことを知った。神経を切ったり、皮膚の実験をしたりと様々な用途に使われたという。今、しきりに命の大切さという言葉が叫ばれている。しかし実際のところこの言葉だけが一人歩きしていないだろうか。イジメ、パワハラ、自殺多くの問題で死んでしまう人が多くなる一方で、処分されていく動物もかなりの数になっている。ショッキングで辛いな事かもしれないが、死ぬ、死んでいくということがどういうものなのかをストレートに子供たちに伝えることが今、一番大切だと感じた。図書館本。2014/12/19
も
25
これ児童書ですけど、ぜひ大人にも読んでほしい。動物実験のことは知っていたつもりだったけど、こんなに酷いと知って絶句。そんなふうに作られた薬や化粧品なんて絶対に使いたくない。2014/12/18
みー
5
漠然と実験動物のことは知っていました。でもこの本を読むことで再認識しなければならないと思いました。 実験動物の過酷な運命、悲惨な状態を知り、感謝する気持ちを持たなければと思いました。 2013/10/13
You
2
■小学校中学年以上■胸が痛む。中学年以上向けとはいえ、確実にトラウマになる子供もいるだろう。だけど敢えて、子供に読んで欲しいと思う。大人にも読んで欲しいと思う。ショックを受け、泣いて欲しいと思う。うちの犬も保健所出身。貰った時点で10歳を超えていた病気の総合商社。彼を貰い受けたとき、隣の檻に、首の角度が横に90度曲がった犬がいた。元の飼い主を探しているとHPに掲載されていた。考えたくないが、考えると辛いが、あの様子ならば、あの子は恐らく、もういない。何とかならんのか。殺処分される生き物のゼロ化を切に願う。2013/07/12
よし
1
関連記事→http://blogs.yahoo.co.jp/yoshi3a3/40399556.html2015/02/02