内容説明
どこにでもいそうな雑種犬。どこで生まれたのか、誰も知らないけれど、何のために生まれてきたのかは、みんな知っている。弘法大師の使い犬となったノラ犬ゴンがたどった、ふしぎな物語。小学校中学年以上向き。
目次
町に現われたノラ犬
ガイドをはじめたゴン
高野山への案内犬
住職の飼い犬へ
帰ってこないゴン
ガイド犬ゴンの引退
「ゴンちゃんお守り」の登場
ゴンの二代目?その名は「カイ」
さよなら、ゴン
ゴンよ、永遠に
おわりに 「会いたい」という気持ちは時空を超えて
著者等紹介
関朝之[セキトモユキ]
1965年、東京生まれ。城西大学経済学部経済学科、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部福祉学科中退。スポーツ・インストラクター、バーテンダーなどを経てノンフィクション・ライターとなる。医療・労働・動物・農業・旅などの取材テーマに取り組み、同時代を生きる人々の人生模様を書きつづけている。「愛犬の友」(誠文堂新光社)に人間と犬のドラマを描いた「ヒトとイヌ」などを連載している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぺたろう
10
新聞広告で見て、読了。九度山は近くだし、町石道も歩いたのですが、こんな犬が本当にいたなんて全然知らなかった。狩場明神の話が、現代に蘇る不思議。じんわりと胸が暖かくなる物語でした。今度行くときは、石像も忘れずに見に行きたいと思いました。2020/04/04
ぽめ
7
次男の読書感想文用に購入。のら犬のゴンが、参拝者を見つけると20キロに渡る山道を自発的に案内したお話。犬好きでない人にも読んでいただきたいあたたかいストーリー。2016/08/16
ふたご星
3
知っていても、健気で泣いてしまいます。ゴンの話はうっすらと知っていました。一昨年だったか、たまたま行った慈尊院に像があって、下調べしていなかったので、ここがもしかして、あのお寺なのかなと思いましたが、今回、本を読んで 、また行きたくなりました。2021/11/23
クライスト
2
たまたま機会があり立ち寄った和歌山県九度山町の慈尊院。 そこの境内に犬の写真と、この本がおいてありました。 ○もくじ ●はじめに ●町に現われたノラ犬 ●ガイドをはじめたゴン ●高野山への案内犬 ●住職の飼い犬へ ●帰ってこないゴン ●ガイド犬ゴンの引退 ●「ゴンちゃんお守り」の登場 ●ゴンの二代目? その名は「カイ」 ●さよなら、ゴン ●ゴンよ、永遠に ●おわりに ~「会いたいと」という気持ちは時空をこえて~ 人懐こいゴンちゃん、みんなに愛されて、読んでいて暖かい気持ちになります。2014/11/01
きくりん
1
私もゴンは弘法大師のおかあさんの生まれ変わりだと思います。 ゴンに会いたかったです。2023/06/12
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