内容説明
雪舟からウォーホルまで縦横無尽の激論集!!日本的ってナンデスカ?東京芸大時代の抱腹エピソードから、芸術論をはみ出して数学、物理学、果ては神と宇宙まで飛び越えるノン・ボーダーな軽妙トークセッション!インターナショナルに活躍する日本美術界の若き雄がアートを通して見た日本とは…?美術ファンならずとも必読の日本再発見的対談集。
目次
第1章 美術家の条件(美術作家ができるまで;出・ニッポン;日本の美術界が抱える問題;現代美術家、美術史を歩く)
第2章 「日本的なるもの」とは何か?(「日本」発見法;自分自身と出会う)
第3章 次代のために(美術ができること;美術家―この因果な職業)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤスユキ
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対談だから見える二人の作家の素顔が興味深く楽しい。逆に門外漢にはわからん箇所もある。2013/06/22
寛理
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☆☆☆ 主に、「日本的」とは何か、という対談だが、まとまった答えは出ず、出自を大切にしつつ普遍性に到達しようという話になる。 日欧の文化を比較したり、美術史について語ったりするとかなりいい加減だなーという感じ(「至上命題」とか言っちゃってるし)だが、作家論はおおむね面白かった。 宮島達男が、モダニズムの完成はグリニッジ天文台が世界標準時のゼロ地点となった1884年だ、と言っているが、これは誰かの引用?2019/04/14